ずいがん‐じ【瑞巌寺】
宮城県宮城郡松島町にある臨済宗妙心寺派の寺。山号は青竜山。承和5年(838)天台宗の円仁の創建で、延福寺と称したが、鎌倉時代に臨済宗となり円福寺と改めた。のち、伊達政宗が再興し、瑞巌円福寺とした...
せいけん‐じ【清見寺】
静岡県静岡市にある臨済宗妙心寺派の寺。山号は巨鼇(こごう)山。7世紀後半、清見ヶ関(きよみがせき)鎮護のため建立した関寺に始まるといわれ、弘長元年(1261)無伝聖禅が再興して臨済宗に改めた。室...
せいこう‐の‐へん【靖康の変】
中国、北宋の靖康年間(1126〜1127)金軍が首都開封を占領して、徽宗・欽宗以下の皇族・貴族を捕らえて北方へ連れ去った事件。このため宋朝は一時中断したが、まもなく欽宗の弟の高宗が即位して南宋を...
せいちょう‐じ【清澄寺】
兵庫県宝塚市にある真言三宝宗の本山。山号は蓬莱山。宇多天皇の勅願により寛平5年(893)に創建。開山は増命(ぞうみょう)・益信(やくしん)。清荒神(きよしこうじん)。 千葉県鴨川市にある日蓮...
せいわ‐いん【清和院】
京都市上京区にある真言宗智山派の寺。平安時代初期に文徳天皇が正親町(おおぎまち)の南に仏心院を建立したのに始まり、のち清和天皇が落飾、入寺して改称。室町時代に焼失したが、のち現在地に再興された。...
せき‐てん【釈奠】
《「釈」「奠」ともに、供え物を置く意》陰暦2月と8月の上の丁(ひのと)の日に孔子を祭る儀式。古代中国では先帝先師の祭りの総称であったが、後漢以来孔子とその弟子を祭る大典をいうようになった。日本で...
せやく‐いん【施薬院】
貧しい病人に薬を与え治療をした施設。養老7年(723)興福寺に悲田院とともに創設されたという。のち、病人・捨て子などをも収容した。中世に衰亡するが、豊臣秀吉が再興。やくいん。 江戸時代、特に...
せん‐そうたん【千宗旦】
[1578〜1659]江戸初期の茶人。利休の孫。号、元伯・咄々斎(とつとつさい)。茶道家千家の再興に努めた。子の宗左・宗室・宗守を分家させて、表・裏・武者小路の三千家の基礎を築いた。
せんにゅう‐じ【泉涌寺】
京都市東山区にある真言宗泉涌寺派の総本山。山号は泉山。天長年間(824〜834)に空海が開創の法輪寺のち仙遊寺を、建保6年(1218)俊芿(しゅんじょう)が再興して改称し、天台・密・禅・律四宗兼...
ぜんこう‐じ【善光寺】
長野市にある単立宗教法人の寺。近世以来、天台宗の大勧進と浄土宗の大本願が管理。山号は定額山。一説に、推古天皇のときに三国伝来の一光三尊の阿弥陀如来をまつって、皇極天皇元年(642)に堂宇を創建...