さか‐て【逆手】
《普通とは逆にした手の使い方の意》 1 ㋐刃物の柄を、親指が柄の端、小指が刃の方になるように握ること。切腹するときの短刀の持ち方。 ㋑器械体操で、鉄棒などを、手のひらを手前に向けて下から握る握り...
しろ‐しょうぞく【白装束】
1 上下ともに白い衣服。また、それを着ること。多く神事や凶事のときに用いる。 2 束帯の下着に白色を用いた装束。
そうぎ‐し【喪儀司】
律令制で、治部省に属し、凶事の儀式、喪葬の具をつかさどった役所。大同3年(808)鼓吹司(くすいし)に合併。
たいはく‐じん【太白神】
陰陽道(おんようどう)で、方角神の名。金星の精で、大将の姿をし、兵事や凶事をつかさどる。日ごとに遊行の方角を変え、その方角に向かって外出などを忌む。一日回(ひとひめぐ)り。
なおび‐の‐かみ【直毘神/直日神】
凶事・罪悪・災害などを改め直すという神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が筑紫の檍原(あわきはら)でみそぎをしたときに生まれた神。
ひだり‐ふうじ【左封じ】
1 書状の封の仕方で、左を上にして封をすること。果し状や遺言などの凶事に用いる。 2 野球で、左打者が活躍できないようにすること。左投手の起用によることが多い。
まが‐ごと【禍事/禍言】
《「まがこと」とも》凶事。災難。また、不吉な言葉。「天(あめ)のまがつひといふ神の言はむ—に」〈祝詞・御門祭〉
まがつひ‐の‐かみ【禍津日神】
災害・凶事などを引き起こす神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉(よみ)の国から帰ってみそぎをしたとき、その汚れから生まれ出た神という。
ま‐しょ【魔所/魔処】
1 魔物が住むと考えられた所。山城の鞍馬(くらま)の僧正谷、大和の大峰などが有名。 2 災害や凶事などがしばしば起こる場所。
みず‐ひき【水引】
1 細いこよりにのりをひいて乾かし固めたもの。進物用の包み紙などを結ぶのに用いる。ふつう数本を合わせて、中央から色を染め分ける。吉事の場合は紅と白、金と銀、金と赤など、凶事の場合は黒と白、藍と白...