とり‐のぼ・せる【取(り)上せる】
[動サ下一][文]とりのぼ・す[サ下二]興奮のあまり、分別を失う。逆上する。また、のぼせあがる。「耳まで真赤に—・せた彼女の目が」〈有島・宣言〉
泥田(どろた)を棒(ぼう)で打(う)つ
無意味なことをする。分別なく、むちゃくちゃなことをするたとえ。
ドンキホーテ‐がた【ドンキホーテ型】
理想を追い求めるあまり、分別に欠けたり、誇大妄想に陥ったりする性格。ツルゲーネフにより立てられた概念。⇔ハムレット型。
泣(な)く子(こ)も目(め)を開(あ)け
泣いている子でも、目をあけて周囲の状況を見る。いくら思慮分別のない者でも、少しは時と場合とを考えて振る舞うものだ。
なま‐じめ【生締】
歌舞伎の鬘(かつら)の一種で、髷(まげ)を油で棒状に固めたもの。石切梶原や佐々木盛綱・熊谷直実など時代物の分別ある武士の役に用いることが多いので、これらの役柄をもさす。
ね‐ぼ・ける【寝惚ける】
[動カ下一][文]ねぼ・く[カ下二] 1 目が覚めたばかりでまだ頭がよくはたらかず、ぼんやりしている。「起き抜けの—・けた顔」 2 眠ったままの状態で起き上がって、無意識におかしな言動をする。「...
はいきぶつしょり‐ほう【廃棄物処理法】
《「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の略称》廃棄物の排出を抑制し、排出した廃棄物は適正に分別し、保管・収集・運搬・再生・処分等の処理を行い、生活環境の保全、公衆衛生の向上を図ることを目的として...
はか‐な・い【果無い/果敢無い/儚い】
[形][文]はかな・し[ク] 1 束の間であっけないさま。むなしく消えていくさま。「—・い命」「—・い恋」 2 不確実であったり見込みがなかったりして、頼りにならないさま。「—・い望み」 3 め...
計(はか)り無(な)・し
1 手立てがない。どうしようもない。「—・く便りなき学生」〈宇津保・祭の使〉 2 無量である。数えきれない。計りきれない。「一日の出家の功徳は—・きものなれば」〈源・夢浮橋〉 3 (「言うはかり...
はまり【塡まり/嵌まり】
1 はまること。ぴったりおさまること。また、あてはまること。「ほぞの—がよくない」「—ぐあい」 2 分別をなくして失敗すること。特に、女性の色香に迷って失敗すること。また、そのための失費。「女郎...