やめるぶぶん【病める部分】
井上光晴の短編小説。昭和26年(1951)8月、文芸誌「新日本文学」に発表。朝鮮戦争を背景に、分裂問題を抱えた共産党地方支部の混乱と下部党員の苦悩を描く。
ゆうし‐ぶんれつ【有糸分裂】
真核生物で一般的にみられる核分裂の様式。細胞分裂の際に、核の中に染色体・紡錘体などの糸状構造が形成されて行われるところから、無糸分裂に対していう。体細胞分裂と、減数分裂とがある。間接核分裂。
ユダ‐おうこく【ユダ王国】
《Judah》古代イスラエル王国がソロモン王の没後、南北に分裂し、前928年その南半に成立した王国。都はエルサレム。前586年、新バビロニア王国に滅ぼされ、多くの住民がバビロンに連れ去られた。ユ...
ようそ‐ひゃくさんじゅういち【沃素一三一】
沃素の質量数131の放射性同位体。半減期8.04日でベータ崩壊する。核実験や原子炉での核分裂生成物で、大気中に放出されると生物体に取り込まれるのが速く、哺乳類では甲状腺や乳腺に濃縮され、癌(がん...
ラオス【Laos】
インドシナ半島の中東部にある国。正称、ラオス人民民主共和国。首都ビエンチャン。大部分が山岳・高原で、西をメコン川が流れる。チーク材・錫(すず)などを産出。14世紀に統一王国が成立したが、のち三王...
ラリサ【Larisa/Λάρισα】
ギリシャ中部、テッサリア地方の都市。ビニオス川沿いに位置する。古くから交通の要地であり、紀元前6世紀より同地方の中心都市となった。ローマ帝国分裂後、東ローマ帝国領となり、ブルガリア帝国、セルビア...
らん‐かつ【卵割】
動物の受精卵の発生初期における細胞分裂。1個の細胞が、大きさはそのままでしだいに多数の小さな細胞に分かれ、胞胚(ほうはい)となる。様式により等割・盤割・表割などがある。分割。
らんげん‐さいぼう【卵原細胞】
卵子の形成過程で生じる未分化な雌性生殖細胞。卵巣内で始原生殖細胞が細胞分裂を繰り返し増殖する時期の細胞をいい、有糸分裂して卵母細胞となる。卵祖細胞。
らん‐ほうし【卵胞子】
藻菌類や藻類で、生卵器の中で卵細胞が受精して生じる胞子。休眠後、減数分裂して発芽する。
らんぼ‐さいぼう【卵母細胞】
卵子の形成過程で生じる雌性生殖細胞の一つ。卵巣内で卵原細胞が有糸分裂を繰り返して増殖した後、肥大したもの。減数分裂して卵細胞となる。