ゆいぶつ‐ろん【唯物論】
哲学で、精神的なものに対する物質的なものの根源性を主張し、精神的なものはその現象ないし仮象と見なす認識論的、形而上学的な立場。この考え方は古代のインド・中国や初期ギリシャ哲学にもみられるが、近代...
ゆうし‐せんせい【有司専制】
官僚が独断的に事を取り計らうこと。明治初期、自由民権派が藩閥政府による専制的政治を非難したときに用いた語。
ゆうじょ‐かぶき【遊女歌舞伎】
江戸初期、阿国(おくに)歌舞伎を模倣して、遊女らによって演じられた歌舞伎。→女歌舞伎
ゆうぜん‐ぞめ【友禅染】
染め物の手法の一。糊置(のりお)き防染法の染めで、人物・花鳥などの華麗な絵模様を特色とする。近世初期から発達し、元禄期(1688〜1704)の京都の絵師宮崎友禅斎が描いた文様が人気を博し、その名...
よう‐ぎん【洋銀】
1 銅合金の一種。銅45〜65パーセントにニッケル6〜35パーセント、亜鉛15〜35パーセントを加えたもの。光沢のある銀白色で、加工性に富み、洋食器・装飾品などに広く使用。洋白。 2 江戸末期か...
ようしゃばこ【用捨箱】
江戸後期の随筆。3巻。柳亭種彦著。天保12年(1841)刊。51条からなり、主として近世初期の風俗習慣を考証したもの。
ようしん‐りゅう【楊心流/揚心流】
柔術の流派の一。江戸初期、秋山四郎兵衛の創始という。
ようねん‐き【幼年期】
1 人の一生のうち、幼年の時期。「—を過ごした町」 2 地形の変化において、浸食輪廻の初期の段階。→幼年期地形
ようねんき‐ちけい【幼年期地形】
浸食輪廻(りんね)の初期の地形。原地形が広く残っており、河川は下刻(かこく)が激しくて峡谷を生じ、滝や早瀬が多い。→壮年期地形 →老年期地形
ようらん‐き【揺籃期】
1 ゆりかごに入っている時期。幼年期。 2 物事の発展する初期の段階。揺籃時代。「科学の—」