ふう【風】
1 ある地域・社会などの範囲内で一般に行われている生活上の様式。また、やり方・流儀。風俗・習慣。ならわし。「都会の—になじむ」「昔の—を守る」「武家の—」 2 人や物の姿・かっこう。なり。風体。...
ふか‐ま【深間】
[名・形動] 1 水などの深い所。深み。「谷の—に落ち込む」 2 男女が、別れられないほど深い仲になること。また、そのさま。「小太夫様(こだゆうさん)の—な馴染(なじ)み」〈露伴・椀久物語〉
覆水(ふくすい)盆(ぼん)に返(かえ)らず
《周の太公望が斉(せい)に封ぜられたとき、離縁して去った妻が復縁を求めて来たが、盆の水をこぼし、この水をもとにもどせたら求めに応じようと言って復縁を拒絶したという「拾遺記」中の故事から。前漢の朱...
ふなべんけい【船弁慶】
謡曲。五番目物。観世信光作。平家物語などに取材。源義経一行は摂津国大物浦(だいもつのうら)で静御前と別れて船出する。海上で平知盛の亡霊に襲われるが、弁慶が祈り退ける。
歌舞伎舞踊。長唄。
の...
ふみ‐まくら【文枕】
1 文殻(ふみがら)を丸めて芯とした枕。「方々の文殻ばかり、一つに集めてこれ—を二つこしらへておいた」〈洒・通人の寐言〉 2 枕の下に手紙を入れておくこと。また、その手紙。「ういこのういこの憂き...
ぶん‐べい【分袂】
[名](スル)たもとを分かつこと。別れること。決別。「楽を奏し、以て—の歌を唱う」〈織田訳・花柳春話〉
べっ‐きょ【別居】
[名](スル)夫婦・家族などが別れて住むこと。「単身赴任で家族と—している」⇔同居。
べっ‐ぱい【別杯/別盃】
別れを惜しんで飲む酒。別れのさかずき。「—を酌(く)み交わす」
べつ‐い【別意】
1 ほかの考え。他意。「私に—はない」 2 別れを惜しむ心。「—を表する」
べつ‐えん【別宴】
別れの酒盛り。送別の宴。