きりひとは【桐一葉】
坪内逍遥の戯曲。7幕。明治29年(1896)刊、37年初演。豊臣家の没落を描く史劇。
きわ‐もの【際物】
1 ある時季のまぎわにだけ売れる品物。正月の羽子板、3月のひな人形、5月の鯉のぼりなど。「—商い」 2 一時的な流行をあてこんで作った商品。 3 演劇・映画・演芸・小説などで、実際にあった事件や...
きんか‐ぎょくじょう【金科玉条】
《揚雄「劇秦美新」から》最も大切な法律・規則。絶対的なよりどころとなるもの。「父の教えを—とする」
きんだい‐くみきょく【近代組曲】
19世紀後半以降に発達した器楽曲の形式の一。オペラ・バレエ・劇音楽などの一部を抜粋し、いくつかの自由な形式の管弦楽曲として配列したもの。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」、ビゼーの「アルルの女...
きんだい‐げき【近代劇】
19世紀末にヨーロッパで起こった演劇。近代市民社会の個人主義・自由主義の立場から人生や社会問題を扱った。作家としては、イプセン・ストリンドベリ・ハウプトマン・チェーホフ・ショーら。日本では明治末...
きんだいのうがくしゅう【近代能楽集】
三島由紀夫による戯曲のシリーズ。能楽を近代劇に翻案した舞台作品群で、昭和25年(1950)から昭和35年(1960)にかけて、「邯鄲」「綾の鼓」「卒塔婆小町」「葵上」「班女」「道成寺」「熊野(ゆ...
ぎ【戯〔戲〕】
[常用漢字] [音]ギ(慣) ゲ(慣) [訓]たわむれる ざれる 1 面白半分にふざける。「戯画・戯書・戯文/悪戯・嬉戯・球戯・児戯・遊戯」 2 芝居。演劇。「戯曲」 [難読]悪戯(いたずら)・...
ぎ‐おん【擬音】
映画・演劇などで、実際の音に似せて人工的につくり出した音。効果音。サウンドエフェクト。
ぎ‐がく【伎楽】
1 日本最初の外来楽舞で、こっけい・野卑な無言仮面劇。推古天皇20年(612)百済(くだら)の味摩之(みまし)が中国の呉(くれ)の国で学んで伝えたという。飛鳥(あすか)・奈良時代を最盛期として衰...
ぎ‐きょく【戯曲】
演劇の脚本・台本。人物の会話や独白、ト書きなどを通じて物語を展開する。また、そのような形式で書かれた文学作品。ドラマ。