ねんせい‐りつ【粘性率】
流体の粘性の度合い。流体の速度が、流れに垂直なある面で異なるとき、その速度の勾配に比例して働く摩擦力の大きさ。気体では温度とともに増加するが、液体では減少する。内部摩擦係数。粘性係数。粘度。
のうどう‐ゆそう【能動輸送】
生体膜を通して物質が移動するとき、細胞膜内外の濃度勾配に逆らい、エネルギーを消費して透過すること。ATP(アデノシン三燐酸(りんさん))の分解で生じるエネルギーを用いて、細胞内からナトリウムイオ...
のぼり‐こうらん【登り高欄】
階段の両脇につけた、勾配のある高欄。
のぼり‐のき【登り軒】
破風に沿って勾配のついた軒。傍軒(そばのき)。
はね‐ぎ【跳ね木/刎木/桔木】
1 (桔木)屋根裏に取り付ける材で、梃子(てこ)の原理を利用して軒先をはね上げるようにして支えるもの。屋根の勾配(こうばい)を急にしたり厚みを増したりできるようになる。 2 物を抜き取るのに用い...
はん‐さいそう【反彩層】
太陽の光球を包み、光球から出る連続スペクトルに吸収線を生成するとかつて考えられていた層。実際は温度勾配によって吸収が起こる。
バルハン【barchan】
砂漠地帯で見られる典型的な砂丘。上から見ると三日月形で、風上側は緩やかな勾配の凸面を成し、風下側は急傾斜の凹面で両端が角のように延びる。風が強い割に砂の供給が少ない場所で見られる。バルカン。三日...
ひかり‐ピンセット【光ピンセット】
強力なレーザーを用いて微粒子を捕捉・移動する技術または装置。レーザーの焦点近傍に電場の勾配が生じ、誘電体と見なせる微粒子に対し、焦点に引き寄せられる力がはたらく原理を利用する。扱える微粒子の大き...
ひニュートン‐ねんせい【非ニュートン粘性】
流体を流動させるとき、応力をσ、粘度をη、速度勾配をDとすると、σ=ηDが成立せず、応力が速度勾配に比例しない粘性。この粘性を示す流体を非ニュートン流体という。→ニュートン粘性
ひニュートン‐りゅうたい【非ニュートン流体】
流体が流動する際、応力が速度勾配に比例せず、ニュートン粘性を示さない流体。→ニュートン流体