かいだん‐ばなし【怪談咄/怪談噺】
落語で、幽霊・化け物などを主題としたもの。
かいだん‐もの【怪談物】
小説・芝居・浄瑠璃・講談・落語などで、幽霊・化け物などを主題としたものの総称。
かけ‐えんしょう【掛煙硝/掛焔硝】
芝居で化け物や忍者が現れたり消えたりする場面に、ぱっと立ち上る煙。また、その仕掛け。樟脳(しょうのう)の粉を入れた煙硝を火の上にかけて出す。
かに‐ぼうず【蟹坊主】
寺で住職や旅僧などに問答をしかけるというカニの化け物。昔話として各地に伝わる。化け蟹とも。
かん‐じょ【緩徐】
[形動][文][ナリ]ゆるやかで静かなさま。動作などがゆっくりしているさま。「地盤の運動は割合に—で」〈寅彦・化け物の進化〉
き【鬼】
[常用漢字] [音]キ(呉)(漢) [訓]おに 〈キ〉 1 死者の霊魂。亡霊。「鬼哭(きこく)・鬼神/幽鬼」 2 死者。あの世。「鬼籍・鬼録」 3 この世のものとも思われない恐るべき存在。化け...
き‐じん【鬼神】
《「きしん」とも》 1 荒々しく恐ろしい神。おにがみ。また、化け物。変化(へんげ)。「断じて行えば—も之(これ)を避く」 2 天地万物の霊魂。死者の霊魂と天地の神霊。「天地を動かし—を感ぜしめ」...
け‐しょう【化生】
[名](スル) 1 仏語。四生(ししょう)の一。母胎や卵などからでなくて、忽然(こつぜん)として生まれるもの。天界や地獄、中有の衆生の類。 2 仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救うために、人間の姿を借...
け‐しん【化身】
[名](スル) 1 仏語。世の人を救うために人の姿となって姿を現した仏。応身(おうじん)。 2 神仏などが姿を変えてこの世に現れること。また、そのもの。「神の—」「悪魔の—」 3 抽象的で無形の...
け‐にん【化人】
1 仏・菩薩(ぼさつ)が衆生(しゅじょう)を救うために仮に人の姿になったもの。化身(けしん)。 2 鬼神・畜生などが人に化けたもの。化け物。〈日葡〉