かくれ‐な・い【隠れ無い】
[形][文]かくれな・し[ク] 1 隠しようがなく表れている。それとはっきり分かっている。「真(しん)から飛んだ事を云ってしまったとの後悔が、—・く顔にあらわれる」〈左千夫・隣の嫁〉 2 残らず...
かけ‐ちから【懸け税】
上代、神社の玉垣にかけて神にささげた稲の初穂の束。懸け稲。「—千税(ちぢから)余り百税(いほちから)を」〈祝詞・同神嘗祭〉
か・ける【欠ける/缺ける/闕ける】
[動カ下一][文]か・く[カ下二] 1 かたい物の一部分が壊れてとれる。「コップが—・ける」「歯が—・ける」 2 そろうべきものの一部分、または必要なものが抜けている。脱落する。「メンバーが一人...
かげのこくはつ【影の告発】
土屋隆夫の長編推理小説。昭和38年(1963)刊。同年、第16回日本推理作家協会賞受賞。検事の千草泰輔を主人公とする推理小説シリーズのひとつ。
かげ‐まつり【陰祭(り)】
1 隔年に行う本祭りにあたらない年の簡素な祭り。《季 夏》 2 江戸歌舞伎で、曽我(そが)狂言を演じた千秋楽の日に、終演後楽屋で行う祭式。
かごつるべさとのえいざめ【籠釣瓶花街酔醒】
歌舞伎狂言。世話物。8幕20場。3世河竹新七作。明治21年(1888)東京千歳座初演。吉原百人斬り事件に取材したもの。
かさいばし‐どおり【葛西橋通り】
東京都江東区永代から江戸川区東葛西までの道路の呼び名。木場公園を通り荒川を越えて千葉へと向かう。
かさい‐れっとう【花綵列島】
花綵(はなづな)のような形に配列している列島。アリューシャン・千島・日本・琉球(りゅうきゅう)の各列島をいう。弧状列島。
かさね‐て【重ねて】
[副] 1 同じことを繰り返すさま。もう一度。再び。「—注意する」 2 この次。今後。「右の御算用は—きっと致さるるでござらうず。只今の代はりは持って参った」〈虎明狂・千鳥〉
かさもり‐じ【笠森寺】
千葉県長生郡長南町にある天台宗の別格大本山。山号は大悲山。開創は延暦3年(784)、開山は伝教大師(最澄)と伝える。大岩の上に建てられた観音堂は日本唯一の四方懸造(かけづくり)で、国の重要文化財...