あま‐の‐かわら【天の河原】
1 天の川の河原。「霞立つ—に君待つとい行きかへるに裳の裾ぬれぬ」〈万・一五二八〉 2 高天原にある天安河(あまのやすのかわ)の河原。「ひさかたの—に八百万(やほよろづ)千万神の神集(かむつど)...
あま‐の‐と【天の戸/天の門】
1 「天の岩戸」に同じ。「ひさかたの—開き高千穂の岳に天降(あも)りし」〈万・四四六五〉 2 日月の渡る空の道。大空。「秋風に声をほにあげて来る舟は—渡る雁(かり)にぞありける」〈古今・秋上〉 ...
あみだ‐どう【阿弥陀堂】
1 阿弥陀仏を本尊として安置する堂。 2 利休好みの茶の湯釜の一。豊臣秀吉の供で有馬温泉へ出かけた千利休が、阿弥陀堂で大きな湯釜を見つけ、それをかたどり作らせたという。
アメダス【AMeDAS】
《Automated Meteorological Data Acquisition System》気象庁の地域気象観測システム。日本で昭和49年(1974)から使用。全国千三百余か所に設置した...
あめ‐ゆ【飴湯】
麦芽を糖化した液か水飴を湯に溶かし、少量のおろし生姜(しょうが)を加えたもの。腹の薬、また暑気払いのための夏の飲み物。《季 夏》「—のむ背に負ふ千手観世音/茅舎」
あ‐も・る【天降る】
[動ラ上二]《「あまおる」の音変化》 1 天から下界へ降りる。「—・りましけむ五百万(いほよろづ)千万神(ちよろづがみ)の」〈万・三二二七〉 2 行幸する。「和射見(わざみ)が原の行宮(かりみや...
あや‐おどり【綾踊り】
綾織り竹を持って踊る民俗芸能。滋賀・静岡・千葉などの各地に分布。
あやつりさんば【操三番】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「柳糸引御摂(やなぎのいとひくやごひいき)」。嘉永6年(1853)江戸河原崎座で初演。翁(おきな)・千歳(せんざい)をぜんまい人形、三番叟(さんばそう)を糸操りの所作で演...
あや・む【怪む】
[動マ下二]不審に思う。あやしむ。「おきてゆく涙のかかる草まくら露しげしとや人の—・めむ」〈千載・恋三〉
あゆ【鮎/年魚/香魚】
サケ目アユ科の淡水魚。全長20〜30センチ。体は細長く紡錘形で、脂びれをもつ。背側は緑褐色、腹部は銀白色、胸びれ上方に黄金色の斑紋がある。秋、川の中流域で産卵。稚魚は海へ下って越冬し、春、川を上...