およばず‐ながら【及ばず乍ら】
[副]十分にはいかないが。人の手助けをするときなどに謙遜(けんそん)していう語。「—お手伝いいたしましょう」
およば◦ない【及ばない】
[連語]《動詞「およ(及)ぶ」の未然形+打消しの助動詞「ない」》⇒及ぶ6
および【及び】
[接]《漢文訓読で接続詞に使う「及」の字を「および」と読んだところから》複数の事物・事柄を並列して挙げたり、別の事物・事柄を付け加えて言ったりするのに用いる語。と。ならびに。また。そして。「生...
および‐かか・る【及び掛かる】
[動ラ四] 1 届きそうになる。「七十(ななそぢ)に—・れる杖なればすがりてのみぞ足も立ちける」〈新撰六帖・四〉 2 前方へのしかかる。「人の後ろにさぶらふは、様悪しくも—・らず、わりなく見んと...
および‐がた・い【及び難い】
[形][文]およびがた・し[ク]そこまで達することがむずかしい。かなわない。「彼の弁舌には到底—・い」
および‐ごし【及び腰】
1 中腰で手を伸ばして物を取ろうとする、不安定な腰つき。へっぴり腰。 2 自信がなさそうなようす。遠慮したり恐れたりしているような中途半端な態度。「政治改革に—になる」
および‐な・し【及び無し】
[形ク]及びもつかない。力が及ばない。「—・く見たてまつりし御有様のいと悲しく心苦しきを」〈源・蓬生〉
及(およ)びもつか◦ない
到底及ばない。とてもかなわない。「あの人の才能には、私など—◦ない」
およ・ぶ【及ぶ】
[動バ五(四)] 1 物事が続いたり広がったりして、ある所・範囲に届く。達する。「五時間に—・ぶ討論」「被害は各地に—・んだ」「議論が国際問題に—・ぶ」 2 ある状態にたちいたる。「この期に—・...
およぼ・す【及ぼす】
[動サ五(四)]及んだ状態にする。ある作用・影響などが達するようにする。「感化を—・す」「甚大な被害を—・す」 [可能]およぼせる