出典:gooニュース
小林製薬 会社提案の改革案、創業家の反対で否決 株主総会
小林製薬は28日、大阪市で定時株主総会を開き、取締役会の議長を社外取締役と定める会社提案の定款変更議案が創業家側の反対で否決された。 紅こうじサプリメントによる健康被害問題を受けた企業統治改革の一環として会社側が提案していたが、同社によると、約3割の株を保有する創業家関係者の賛同が得られず、可決に必要な議決数に達しなかったという。可決には出席株主の3分の2の賛成が必要だった。
創業家株主の反対で否決 「社外取締役による監督の強化」掲げた議案 小林製薬の株主総会
しかし、創業家株主からの反対が多く、否決されました。 一方、取締役10人の選出や補欠監査役1人の選任の議案は可決されました。 午後に行われた取締役会で山根聡社長は退任し、執行役員の豊田賀一氏(60)が新社長に就任しました。
小林製薬株主総会、創業家の反対で社外の取締役会議長案否決 脱創業家依存に暗雲
しかし、創業家は「経営は混乱期にあり、大きく取締役が入れ替わったことを考えると、社外取締役が議長を務めることは適切ではない」として反対。取締役会では補償担当として取締役に残った章浩氏が唯一、議案の提案に反対したという。この結果に株主からも失望の声が上がった。
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