かた‐くち【片口】
1 一方の人だけの言い分。「—では事の真相はわからない、と思い返して」〈里見弴・安城家の兄弟〉 2 一方にだけつぎ口のある長柄の銚子。 3 一方にだけつぎ口のある鉢。 4 馬の口取り縄を、左また...
きんし‐こんぶ【金糸昆布】
昆布の中心部を糸のように細く刻んだもの。料理の口取りなどに使う。切り水晶昆布。
くち‐ごわ【口強】
[名・形動ナリ] 1 強く言い張ること。また、言葉つきの荒々しいさま。「物も覚えぬ山伏かな、判官かと思せば、—に返事し給ふ」〈義経記・七〉 2 馬の口取りのむずかしいこと。馬の性質が荒く御しにく...
くち‐つき【口付き】
1 口の形。口もとのようす。「かわいい—」 2 ものの言い方。しゃべり方。「無愛想な—」 3 「口付きタバコ」の略。 4 歌の詠みぶり。「さても、あさましの—や。これこそは手づからの御事の限りな...
くち‐とり【口取り】
1 牛馬の口取り縄を取って引くこと。また、その人。 2 「口取り肴(ざかな)」の略。 3 「口取り菓子」に同じ。
くちとり‐ざら【口取り皿】
口取り肴(ざかな)を盛って出す浅くて大きな皿。
くち‐なわ【口縄】
⇒口取り縄
くみ‐ざかな【組み肴】
「口取り肴」に同じ。
じっとく‐よのばかま【十徳四幅袴】
十徳を着て四幅袴を着用した服装。犬追物(いぬおうもの)の矢取り・犬引き、または馬の口取りや板輿(いたごし)をかく者などが用いたもの。
すずり‐ぶた【硯蓋】
1 硯箱のふた。古くは、花や果物などをのせるのにも用いた。 2 祝儀の席で、口取りざかななどを盛る盆状の器。また、そのさかな。