出典:gooニュース
「古生物学者と40億年」書評 分からないに挑む情熱
恐竜の化石を掘るばかりが古生物学じゃない。 この本には研究者の情熱が詰まっている。だけど、がっかりさせちゃうかな。どうかな?
スター古生物学者2人が罵り合った、勝者なき「化石戦争」
2人は古生物学の黎明(れいめい)期に、ステゴサウルスやトリケラトプス、リストロサウルスを含む100以上の恐竜を発見した。 2人とも名声と成功を手にしたが、それゆえに憎み合っていた。2人の憎悪は全面戦争へと発展し、贈収賄や不正行為、名誉毀損(きそん)など、互いを妨害するために卑劣な戦術を駆使した。
『古生物学者と40億年』が伝える研究現場の真実と情熱
研究の背後にある苦労や研究者不足の問題にも触れながら、それでも古生物学が未開拓の「ブルーオーシャン」であることが最後に強調されています。古生物学の広大な研究領域には、探求すべき多くの未知が残されており、新しい研究者には大きな可能性が広がっているのです。 あとがきで、初稿を読んだ担当編集者の方が「泉さんの古生物学への愛を感じました」と言ったというエピソードが紹介されています。
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