かん‐もん【勘文】
平安時代以後、明法道・陰陽道(おんようどう)など諸道の学者や神祇官(じんぎかん)・外記(げき)などが朝廷や幕府の諮問に答えて、先例・日時・方角・吉凶などを調べて上申した意見書。勘状。勘注。かんが...
きち【吉】
[常用漢字] [音]キチ(呉) キツ(漢) [訓]よい 〈キチ〉めでたい。運がよい。「吉日(きちじつ・きちにち)・吉例/小吉・大吉」 〈キツ〉に同じ。「吉凶・吉相・吉兆・吉報/不吉」 [名...
き‐ぼく【亀卜】
亀の甲を焼き、そのひび割れの入り方で吉凶を占う卜占術。中国では竜山文化時代から殷(いん)時代にかけて盛行。日本には奈良時代に伝来し、卜部(うらべ)が担当した。かめうら。
きゅう‐せい【九星】
古代中国の「洛書(らくしょ)」の図にあるという九つの星。一白(いっぱく)・二黒(じこく)・三碧(さんぺき)・四緑(しろく)・五黄(ごおう)・六白(ろっぱく)・七赤(しちせき)・八白(はっぱく)・...
きゅうせい‐じゅつ【九星術】
九星によって運勢や物事の吉凶を判断する術。
きょう【凶】
[常用漢字] [音]キョウ(漢) 1 作物が実らない。「凶作・凶年/豊凶」 2 運が悪い。不吉。「凶事・凶兆・凶報・凶夢/吉凶・大凶」 3 (「兇」と通用)人の殺傷など、ひどい悪事をすること。ま...
くさ‐うら【草占】
昔の占いの一。草の葉を結び合わせて、その解け方で吉凶を判断したもの。風になびくありさまで占う方法もあったという。
くし‐うら【櫛占】
昔、婦人や子供が行った占いの一。黄楊(つげ)の櫛を持って辻に立ち、「あふことを問ふや夕げのうらまさにつげの小櫛もしるし見せなむ」という古歌を三度唱え、境をくぎって米をまき、櫛の歯を三度鳴らしたの...
くじ【籤/鬮】
紙片や竹片などに文句や記号を記し、その一つを抜き取って、事の成否や吉凶を判断したり、当落・順番などを決めたりする方法。また、その紙片・竹片など。古くは神意をうかがうのに用いた。「—に当たる」「あ...
くち‐うら【口裏/口占】
1 (口裏)言葉や話し方に隠されているもの。また、その人の心の中がうかがえるような、言葉や話し方。「その—から大体のところはわかる」 2 (口占)人の言葉を聞いて吉凶を占うこと。「源氏追討の宣命...