むこう‐ぎ【向こう気】
「向こう意気」に同じ。
むこう‐ぎし【向こう岸】
川・海峡・湾などの反対側の岸。対岸。向かい岸。
むこう‐ぎり【向こう切り】
茶室で、炉を点前畳(てまえだたみ)の客畳寄りの隅に切ること。また、その炉。
むこう‐さじき【向こう桟敷】
江戸時代から明治時代の劇場で、舞台から見て正面2階の桟敷。
むこうさんげん‐りょうどなり【向こう三軒両隣】
自分の家の向かい側の3軒と左右の2軒の家。親しく交際する近くの家。
むこう‐ざま【向こう様】
[名・形動]《「むこうさま」とも》面と向かうこと。また、そのさま。向かい様。「—に褒めたてる」
むこう‐じょうめん【向こう正面】
1 向かって正面の方角や場所。前面。 2 芝居で、舞台から見て正面の客席。 3 相撲場で、土俵の正面に対して南側の所。裏正面。
むこう‐ずね【向こう脛】
すねの前面。むかはぎ。
むこうっ‐つら【向こうっ面】
「むこうづら1」に同じ。「—を張りとばす」
むこう‐づくり【向こう造(り)】
神社建築の様式の一。切妻屋根の妻の部分が正面に向いているもの。