しつ【質】
1 そのものの良否・粗密・傾向などを決めることになる性質。実際の内容。「量より—」「—が落ちる」 2 生まれながらに持っている性格や才能。素質。資質。「天賦の—に恵まれる」「蒲柳(ほりゅう)の—...
しゅかんてき‐かんねんろん【主観的観念論】
哲学で、世界ないし一切の事物の客観的な存在を否定し、それらを個人的主観の意識内容もしくは自我の働きの所産と考える立場。バークリーやフィヒテなどに代表される。→客観的観念論
しゅっぱん‐バイアス【出版バイアス】
研究論文などで、否定的な結果よりも肯定的な結果の方が論文として発表されやすいという偏り。特に、医療分野での病気の治療法や新薬の効果などで問題となる。公表バイアス。
しゅつじょうこうご【出定後語】
江戸中期の仏教書。2巻。富永仲基(とみながなかもと)著。延享2年(1745)刊。仏典を歴史的に研究し、それらが釈迦の直説(じきせつ)でなく、あとから追加されて成立したものとして、大乗仏教を否定した。
しょうきょく‐てき【消極的】
[形動]自分から進んで物事をしないさま。引っ込みがちなさま。また、否定的であるさま。「—な態度」「提案に—な回答をする」⇔積極的。
しょうにん‐よっきゅう【承認欲求】
他人から肯定的な評価を受けたい、否定的な評価をされたくない、自分を価値のある存在だと思いたい、という欲求。「全社員の前で表彰され、彼の—は満たされた」
しょうはんたい‐たいとう【小反対対当】
論理学で、対当関係の一。主語と述語は同じであるが質(肯定・否定)を異にする二つの特称判断の真偽関係。
しょ‐せん【所詮】
[名] 1 最後に落ち着くところ。「せっかく鳥に生まれて来ても、…なんの—もないことじゃぞ」〈賢治・二十六夜〉 2 仏語。経文などによって表される内容。能詮(のうせん)に対していう。
[副]...
しん‐さよく【新左翼】
《New Left》1960年代以降の左翼運動で、既成の左翼政党を批判・否定し、それぞれの戦略・戦術あるいは運動論のもとに社会変革を目ざす政治的集団の総称。ニューレフト。
じこ‐ひてい【自己否定】
[名](スル)自分自身を否定すること。あるいは、それまでの自己であることをやめること。