さき‐すさ・ぶ【咲き荒ぶ】
[動バ上二]盛んに咲く。咲き乱れる。「朝露に—・びたる月草(つきくさ)の日くたつなへに消ぬべく思ほゆ」〈万・二二八一〉
さき‐にお・う【咲(き)匂う】
[動ワ五(ハ四)] 《「におう」は色が照り映える意》色美しく咲く。美しく咲き乱れる。「一面に—・う桃の花」「今もかも—・ふらむ橘の小島の崎の山吹の花」〈古今・春下〉
ひゃっ‐か【百花】
いろいろの花。多くの花。「—咲き乱れる」
ひゃっか‐りょうらん【百花繚乱】
1 いろいろの花が咲き乱れること。 2 すぐれた業績や人物が一時期に数多く現れること。「—の歌壇」
りょう‐らん【繚乱/撩乱】
[名](スル)入り乱れること。「心を沢風の裏(うち)に—せしむる事もあろうが」〈漱石・草枕〉 [ト・タル][文][形動タリ]入り乱れるさま。花の咲き乱れるさま。「百花—」
れき‐らん【歴乱】
[ト・タル][文][形動タリ]入り乱れるさま。特に、花が咲き乱れるさま。「草花のみは…—として四辺に充ちた」〈二葉亭訳・あひゞき〉