かん‐じん【勧進】
[名](スル) 1 人々に仏の道を説いて勧め、善導すること。 2 堂塔・仏像などの建立・修理のため、人々に勧めて寄付を募ること。勧化(かんげ)。「—して本堂を建立する」 3 僧の姿で物乞いをして...
かんとう‐じゅうはちだんりん【関東十八檀林】
江戸幕府が定めた、関東における浄土宗の僧の学問所としての18の寺院。阿弥陀仏の第十八願にちなむといわれる。増上寺・霊山寺・伝通院・幡随院・霊巌寺・光明寺・勝願寺・蓮馨寺・大善寺・浄国寺・常福寺・...
くじょう‐の‐おんしょ【九帖の御書】
中国の仏教書。唐の浄土教大成者、善導の全著作の総称。観無量寿経疏4巻、往生礼讃偈1巻、観念法門1巻、法事讃2巻、般舟讃1巻の5部9巻からなり、日本の浄土宗成立に大きな影響を与えた。
こん‐りん【金輪】
仏語。 1 三輪・四輪の一。水輪の上位にあり、この上に九山八海(くせんはっかい)を支える。地輪。 2 《「金輪宝」の略》金輪王のもつ七宝の一。その王の前にあり、金輪王を善導するという。 「金...
さん‐えん【三縁】
仏語。唐の善導の説く、念仏行者と阿弥陀仏との間に結ばれる3種の縁。衆生(しゅじょう)の三業(さんごう)と仏の三業とが不離となる親縁、衆生が仏を見ることを欲すればただちに仏が顕現するようになる近縁...
しち‐こうそう【七高僧】
親鸞(しんらん)が浄土教の高僧として選んだ七人の僧。インドの竜樹・天親、中国の曇鸞(どんらん)・道綽(どうしゃく)・善導、日本の源信・源空。七祖。
しち‐そ【七祖】
一宗派の教えを伝持した七人の祖師。 中国の浄土教で慧遠(えおん)・善導・承遠・法照・少康・延寿・省常の七人。蓮社の七祖。 華厳宗で、馬鳴(めみょう)・竜樹・杜順・智儼・法蔵・澄観・宗密の七人...
じょうど‐ごそ【浄土五祖】
浄土教で重んじる、中国の五人の高僧。曇鸞(どんらん)・道綽(どうしゃく)・善導・懐感・少康。
じょうど‐はっそ【浄土八祖】
浄土宗鎮西派で、浄土教の正統を継承したとする八人の高僧。インドの馬鳴(めみょう)・竜樹・世親、中国の菩提流支(ぼだいるし)・曇鸞(どんらん)・道綽(どうしゃく)・善導、日本の源空(法然)。
ぜんどう‐りゅう【善導流】
中国浄土教三流の一。善導を祖とする。日本の浄土教はこの影響を受けた。