だい‐きょうかん【大叫喚】
「大叫喚地獄」の略。
だいきょうかん‐じごく【大叫喚地獄】
八大地獄の第五。叫喚地獄の下にあり、五戒を破った者が落ちるとされ、呵責(かしゃく)の激しさに大声で泣き叫ぶという。
だいぐれん‐じごく【大紅蓮地獄】
八寒地獄の第八。極寒のために亡者のからだが裂け、赤い蓮の花のようになるという地獄。
だいしょうねつ‐じごく【大焦熱地獄】
八大地獄の第七。焦熱地獄の下にあり、炎熱で焼かれ、その苦は他の地獄の10倍とされる。五戒を破った者および浄戒の尼を犯した者が落ちるという。
だい‐ふくちゅう【大腹中】
度量の大きいこと。ふとっぱら。「これには—の大殿様も聊(いささ)か御機嫌を損じたと見えまして」〈芥川・地獄変〉
だ‐ごく【堕獄】
悪業(あくごう)によって地獄に落ちること。堕地獄。「罪ニ—スル」〈日葡〉
だて‐まいり【伊達参り】
本当の信心からではなく、みえで参詣すること。「足をそらそら空吹く風に散らぬ色香の—」〈浄・油地獄〉
ダンテのこぶね【ダンテの小舟】
《原題、(フランス)La Barque de Dante》⇒地獄のダンテとウェルギリウス
だんぶ
[副]勢いよく水に落ちる音を表す語。ざんぶ。「小川へ—とはね落とされ」〈浄・油地獄〉
ち‐の‐いけ【血の池】
地獄にあるという、血の満ちている池。血の池地獄。