ちょがらか・す
[動サ四]なぶる。からかう。「大事の金銀を湯水のやうに川遊び、—・されにゃ来申さない」〈浄・油地獄〉
ちわ‐ごと【痴話言】
「痴話」に同じ。「ややともすれば—の」〈浄・油地獄〉
つう‐きん【痛勤】
《「通勤」のもじり》(大都市圏の通勤時間帯に)乗り物が混んで通勤・通学の辛いこと。「—地獄」
つか‐つか
[副] 1 人前などに、ためらわずに進み出るさま。「—(と)歩み寄る」 2 不用意にものを言うさま。「母が—と親仁殿へ話し」〈浄・油地獄〉
つき‐ぎり【月切り】
1 ある物事の期間を、1か月または幾月と限って定めること。「—の算用に相納め、地獄極楽の修復料に致すべき事」〈浮・風俗遊仙窟・四〉 2 「月掛かり」に同じ。「これは都の—に隠し置かれし手煎ぢゃ」...
つるぎ‐の‐やま【剣の山】
地獄にあるという、切っ先を上にした剣を植えてある山。
てっ‐さつ【鉄札】
1 鉄製の札。 2 閻魔(えんま)の庁で浄玻璃(じょうはり)の鏡に写して善人と悪人を見分け、悪人はその名を記して地獄に送るという鉄製の札。→金札
てつ‐じょう【鉄城】
1 鉄の城。また、鉄のように堅固な城。 2 地獄の城。「天地須臾(しゅゆ)に換尽して、—高く峙(そばた)ち」〈太平記・二〇〉
てつ‐もん【鉄門】
1 鉄製の門。堅固な構えをした門。 2 地獄の門。「冥官獄卒を責むる時、即ち本の形にして—より出せり」〈私聚百因縁集・一〉
中央アジア、サマルカンドとトハリスタンとの間にある狭く険しい...
てぶり‐うぐいす【手振り鶯】
鳴き声をたてない鶯。手振りで示すであろうというしゃれ。「声せぬ夏の—」〈浄・油地獄〉