み‐かき【御垣】
宮中や神社などの周囲の垣。「同じ—の内ながら変れること多くかなし」〈源・賢木〉
みかき‐が‐はら【御垣が原】
1 宮中や貴人の邸宅の築垣あたりの野原。また、宮中や貴人の邸宅の庭。「風いと涼しく吹きて、—おもしろく侍りしかば」〈弁内侍日記〉 2 吉野離宮に属する原。「霞(かすみ)たち雪も消えぬやみ吉野の—...
みず【瑞】
1 みずみずしく美しいこと。若々しくうるわしいこと。「檜は以て—の宮をつくる材(き)とすべし」〈神代紀・上〉 2 めでたいしるし。瑞祥(ずいしょう)。「皇軍(みいくさ)の、鵄(とび)の—を得るに...
みず‐がき【瑞垣/瑞籬/水垣】
《古くは「みずかき」》神社などの周囲に設けた垣根。また、神霊の宿ると考えられた山・森・木などの周囲に巡らした垣。玉垣。神垣。斎垣(いがき)。
みずがき‐の【瑞垣の】
[枕] 1 布留(ふる)の社の垣は古く久しい意から、「久し」にかかる。「—久しき時ゆ恋すれば」〈万・三二六二〉 2 瑞垣に囲まれた神の意から、「神」にかかる。「—神の御代より篠の葉を」〈神楽・篠〉
みずほ【瑞穂】
岐阜県南西部の市。岐阜市と大垣市の間に位置する住宅都市。平成15年(2003)穂積町、巣南町が合併して成立。人口5.2万(2010)。
みた‐や【御田屋】
神領の田地を管理する人のいる小屋。「神奈備(かむなび)の清き—の垣内田(かきつた)の」〈万・三二二三〉
みっしり
[副] 1 すきまなくいっぱい詰まっているさま。びっしり。「芝が—(と)生えそろう」 2 一つのことを十分に行うさま。みっちり。「何卒(どうぞ)—お𠮟言(こごと)を仰しゃって」〈魯庵・破垣〉
みほ‐じんじゃ【美保神社】
島根県松江市にある神社。祭神は事代主神(ことしろぬしのかみ)・美穂津姫命(みほつひめのみこと)。漁業・海上の守護神で、4月7日の青柴垣(あおふしがき)神事および12月3日の諸手船(もろたぶね)神...
みやがわ‐ちょう【宮川町】
京都市東山区、鴨川東岸の四条から五条あたりまでの一帯。歓楽街。近世には石垣町ともよばれた。宮川筋。