みんせんぎいん‐せつりつけんぱくしょ【民撰議院設立建白書】
明治7年(1874)板垣退助・副島種臣(そえじまたねおみ)らが藩閥専制を排し、民選議院の開設を求め、左院に提出した意見書。自由民権運動の端緒となった。
むか‐ご【零余子】
葉の付け根にできる、多肉で球状の芽。地上に落ちると根を出して、新しい個体となる。ヤマノイモでは茎、オニユリでは鱗片葉が変化してできる。鱗芽。珠芽。肉芽。ぬかご。《季 秋》「雨傘にこぼるる垣の—か...
むぎ‐ぶえ【麦笛】
麦の茎を切って、笛のように吹き鳴らすもの。むぎわらぶえ。《季 夏》「—や雨あがりたる垣のそと/秋桜子」
むほうまつのいっしょう【無法松の一生】
稲垣浩監督による映画の題名。昭和18年(1943)公開。脚色は伊丹万作。出演、阪東妻三郎、園井恵子ほか。 の稲垣自身によるリメーク作品。昭和33年(1958)公開。出演、三船敏郎、芥川比呂...
めいじろくねん‐の‐せいへん【明治六年の政変】
明治6年(1873)、征韓論を主張した西郷隆盛・板垣退助ら5人の参議が、内治優先を主張した大久保利利通らとの政争に敗れ下野した事件。その後、西郷らに同調する政治家や官僚・軍人の辞職が相次いだ。征...
めいわ‐の‐おおつなみ【明和の大津波】
明和8年(1771)4月24日、石垣島南南東沖を震源とする八重山地震に伴い発生した大津波。最大波高は30メートル以上で、石垣島では80メートルの高所にまで波が及んだといわれている。→八重山地震
めぐら・す【巡らす/回らす/廻らす】
[動サ五(四)] 1 周りを囲ませる。「垣根を家の周りに—・す」 2 回転させる。まわす。「きびすを—・す」「頭(こうべ)を—・す」 3 あれこれと心を働かせる。「思いを—・す」「はかりごとを—...
めせき‐がき【目塞き垣】
穂がついたままの若竹を、透き間なく並べて作った垣。笹穂垣。
めん‐しょう【面牆】
《「書経」周官の「学ばざれば牆面す」から》垣に対すること。また、そうすると前が見えないことから、見聞の狭いことのたとえ。
もがり【虎落】
《語源未詳。中国で粗い割り竹を組んで作った垣をいう「虎落」の用字を転用したもの》 1 竹を筋違いに組み合わせ、縄で結び固めた柵(さく)や垣根。 2 特に紺屋で、枝つきの竹を立て並べ、物を掛けて干...