やこう‐どけい【夜光時計】
時計の文字盤の字と両針とに夜光塗料を塗り、暗い所でも見えるようにした時計。
やなぎ‐だる【柳樽】
柄樽(えだる)の一種で、長い2本の柄のある、祝儀用の酒樽。朱漆で塗り、定紋をつけたものもある。→柄樽 →角樽(つのだる) [補説]「家内喜多留」とも当てて書く。
ゆう‐しょく【油色】
彩色画や金銀泥絵などの上に透明な油を塗り、表面を保護し、また光沢を出す技法。中央アジア、中国唐代に盛行。日本には奈良時代に伝えられ、密陀絵はその代表的例。
ゆき【靫/靭】
《「ゆぎ」とも》矢を入れ、背に負った細長い箱形の道具。木製漆塗りのほか、表面を張り包む材質によって、錦靫(にしきゆき)・蒲靫(がまゆき)などがある。平安時代以降の壺胡簶(つぼやなぐい)にあたる。
ゆ‐とう【湯桶】
湯茶を入れる器。木製でつぎ口と柄(え)があり、多くは漆塗り。そば屋でそば湯を入れて用いたりする。
ゆみ‐づる【弓弦】
弓に張る糸。麻をより合わせて薬煉(くすね)を塗ったものを白弦、さらに漆を塗ったものを塗り弦という。ゆづる。
ようかん‐がみ【羊羹紙】
厚紙に油を塗り、赤黒く色をつけた丈夫な紙。
よび‐ぬり【呼(び)塗(り)】
木舞壁(こまいかべ)の片面に粗(あら)塗りをしたのち、すぐに裏側にも粗塗りをすること。
よんしょく‐もんだい【四色問題】
いかなる地図でも境界線を接する国々は4色で塗り分けられることを証明せよ、という数学の証明問題。1976年米国のW=ハーケンとK=アッペルが大型コンピューターで証明した。
ラス【lath】
塗り壁などの下地とする木摺(ず)り、または金網。一般に、メタルラス・ワイヤラスなどの金属製のものをさす。