おおうち‐ぬり【大内塗】
山口県に産する漆器。椀(わん)および盆が主で、ベンガラ塗りに黄緑の彩漆(いろうるし)で秋草を描き、菱形(ひしがた)の切り箔(はく)をはったもの。大内義隆の奨励によって始められたといわれる。
おお‐かべ【大壁】
木造建築で、柱の両面を板張りまたは壁塗りにして、柱が外部に現れないようにした壁。→真壁(しんかべ)
おおさか‐つち【大坂土】
壁の上塗りに使う、赤みを帯びた黄色い土。大坂の四天王寺付近のものが上等とされた。
おおさか‐ど【大坂戸】
漆喰(しっくい)塗りにした、土蔵の引き込み戸。
おき‐つ‐くに【沖つ国】
沖のかなたの遠い国。黄泉(よみ)の国をさすかともいう。「—領(うしは)く君が塗り屋形丹塗りの屋形神が門渡る」〈万・三八八八〉
おさ・める【修める】
[動マ下一][文]をさ・む[マ下二]《「治める」と同語源》 1 行いや人格を正しくする。心や行動が乱れないように整える。「身を—・める」 2 学問・技芸などを、学んで身につける。「フランス語を—...
お‐まし【御座】
《「まし」は尊敬の動詞「ます」の連用形から》 1 「御座所(おましどころ)」に同じ。「御車入れさせて、西の対に—などよそふ程」〈源・夕顔〉 2 敷物などを、その使用者を敬っていう語。「塗り籠めに...
おも‐だか【沢瀉/面高】
1 オモダカ科の多年草。池沼や水田に生える。葉は鏃(やじり)形で、30〜60センチの長い柄をもつ。夏から秋、高さ40〜70センチの花茎を伸ばし、白色の3弁花を輪生する。はなぐわい。《季 夏》...
オランダ‐やき【オランダ焼(き)】
1 魚料理の一。白身魚の切り身に、酒・塩で味つけした卵をかけて焼いたもの。または、魚に塩をふり、日光で乾かしたあと卵白を塗り、その上に、味つけした卵黄の薄焼きをはりつけてあぶったもの。 2 江戸...
かいし‐でい【芥子泥】
芥子の粉末に水を加えて練り、泥状にしたもの。紙・布に塗りつけて湿布剤として使用。からしでい。