たんさん‐バリウム【炭酸バリウム】
バリウムの炭酸塩。天然には毒重石として産する。ふつうは無色の斜方晶系。水に溶けにくい。ガラス、塗料、陶磁器の釉薬(ゆうやく)のほか、有毒なため殺鼠(さっそ)剤などに用いられる。化学式BaCO3
ダイバーズ‐ウオッチ【diver's watch】
潜水者用の時計。100メートル以上潜っても防水がきき、暗い水中でも夜光塗料などにより文字盤が読める。
チキソトロピー【(ドイツ)Thixotropie】
コロイド溶液などで、ゲルをかきまぜると流動性のゾルに変わり、放置しておくと再びゲルに戻る性質。身近なものの中では、ヨーグルトやペンキ塗料などが示す。揺変性(ようへんせい)。チキソ性。チクソトロピー。
てんしょく‐ざい【展色剤】
絵の具・塗料などで、顔料を均等に分散・付着させる媒体となる液状成分。油絵の具におけるボイル油など。ビヒクル。メディウム。
ディー‐ビー‐ピー【DBP】
《Dibutyl phthalate》フタル酸エステルの一つ。無色の油状の液体。塗料・接着剤・印刷インクなどに用いられる。フタル酸ジブチル。化学式C16H22O4
でんちゃく‐とそう【電着塗装】
水性塗料や水溶性樹脂を電解液とし、電着作用によって金属表面に塗料や樹脂の塗装膜を作ること。自動車の車体や部品の下塗りなど、複雑な形状の塗装に利用。
でんちゃく‐とりょう【電着塗料】
塗装される金属を陰極または陽極とし、その対となる電極との間で直流電流を流して、電気分解によって金属表面を塗装する塗料。
と【塗】
[常用漢字] [音]ト(漢) [訓]ぬる まみれる 1 ぬる。「塗装・塗布・塗抹・塗料」 2 泥。泥にまみれる。「塗炭/泥塗」 3 道路。「道聴塗説」 [名のり]みち [難読]塗師(ぬし)
とう‐ゆ【灯油】
1 灯火用の油。ともしあぶら。 2 原油を蒸留したとき、セ氏150〜250度で留出する油。精製度の高いものは灯火・暖房用に、低いものは発動機燃料・塗料用溶剤などに使用。ケロシン。
とうゆ‐うるし【桐油漆】
桐油に滑石・密陀僧(みつだそう)などを混ぜ、顔料を加えて作った塗料。