うん‐すい【雲水】
《「行雲流水」の略》 1 雲が定めなく行き、水が流れてやまないように、一所にとどまらない自由な人。また、そのような境涯。 2 行方を定めないで諸国を行脚する修行の僧。雲水僧。雲衲(うんのう)。
がい【涯】
[常用漢字] [音]ガイ(漢) 1 水ぎわ。岸。「水涯」 2 遠い果て。限り。「涯際/際涯・天涯・辺涯」 3 終わりに至るまでの間。「境涯・生涯」
きょう【境】
[音]キョウ(キャウ)(呉) ケイ(漢) [訓]さかい [学習漢字]5年 〈キョウ〉 1 土地の区切り目。さかい。「境界/越境・国境・四境」 2 一定の区切られた場所。「異境・環境・仙境・秘境...
きょう‐がい【境界】
1 各人をとりまく境遇。境涯。「これまでの不安心な—を一歩離れて」〈鴎外・阿部一族〉 2 精神・感覚の働きによりもたらされる状態。境地。「恋とか愛とか云う—は既に通り越して」〈漱石・草枕〉 3 ...
きょう‐ぐう【境遇】
その人が置かれた、家庭環境・経済状態・人間関係などの状況。身の上。境涯。「恵まれた—に育つ」
しん‐せい【身世/身生】
その人の経歴や境涯。身の上。「彼が—は如何に多様の境界を経来りしぞ」〈蘆花・不如帰〉
じん‐がい【人外】
1 人間の住む世界の外。俗世間の外。また、出家の境涯。 2 人の道にはずれていること。にんがい。