やつめ‐かぶら【八つ目鏑】
穴を多数(後世には八つ)あけた鏑。また、それをつけた矢。
やぶ‐がらし【藪枯】
ブドウ科の蔓性(つるせい)の多年草。空き地などに生え、よく伸びて分枝し、巻きひげがあり、他の植物を覆って枯らすことがある。葉は卵形の5枚の小葉からなる鳥足状の複葉で、互生。夏、淡緑色の小花を多数...
やぶ‐まお【藪苧麻】
イラクサ科の多年草。山野に生え、高さ約1メートル。葉は卵形で縁に粗いぎざぎざがあり、対生。9月ごろ、葉の付け根から穂を出し、淡緑色の小花の集まりを多数つける。
やぶ‐らん【藪蘭】
キジカクシ科の多年草。林下に生える。木質の根茎から、つやのある線形の葉が多数出る。夏、高さ30〜50センチの花茎を伸ばし、紫色の小花を穂状につける。実は緑黒色。根を漢方で麦門冬(ばくもんどう)と...
やま‐あざみ【山薊】
キク科の多年草。山地に生え、高さ1〜2メートル。葉は羽状に深く裂けていて、縁にとげがある。秋、紫色の頭状花を多数穂状につける。四国・九州に分布。
やま‐あじさい【山紫陽花】
アジサイ科の落葉低木。山地の沢沿いなどに生え、楕円形の葉が対生する。夏、青や白色の花びら状の萼(がく)をもつ装飾花に囲まれた小花を多数つける。さわあじさい。
やま‐ごぼう【山牛蒡】
1 ヤマゴボウ科の多年草。高さ1メートル以上になり、太いゴボウに似た根がある。葉は大きく、卵形で、質は厚くて柔らかく、互生する。6〜9月、白い小花の多数ついた穂を直立し、実は熟すと黒紫色になる。...
やま‐しろぎく【山白菊】
キク科の多年草。山地に生え、高さ30〜90センチ。葉は長楕円形で互生し、ざらつく。秋、中央が黄で周囲が白色の頭状花を多数開く。しろよめな。
やま‐にがな【山苦菜】
キク科の越年草。山野に生え、高さ約1メートル。アキノノゲシに似るが、葉は卵形で、羽状に裂けているものもある。8、9月ごろ、黄色の小さい頭状花を多数つける。
やま‐よもぎ【山艾/山蓬】
キク科の多年草。中部地方以北の山野に自生し、高さ1〜2メートル。葉は羽状に深く裂けていて、裏面に白い綿毛が密生。8、9月ごろ、淡黄色の小花を多数つける。葉から艾(もぐさ)を作る。おおよもぎ。えぞ...