ふ‐ちん【浮沈】
[名](スル) 1 浮いたり沈んだりすること。うきしずみ。「愛欲の海に—しながら」〈倉田・出家とその弟子〉 2 栄えることと衰えること。うきしずみ。「会社の—にかかわる重大事」
ふところ‐ご【懐子】
1 親の懐に抱かれる幼な子。 2 大事に育てられた子。転じて、世間知らずの子。箱入り娘。「並の—とは違って、少しの苦しみや愁(つら)い位は驚きやしないから」〈風葉・深川女房〉
ふ‐れい【不例】
ふだんの状態とは違うこと。特に、貴人の病気についていう。「今度の御—は大事ありますまいか」〈倉田・出家とその弟子〉
ぶす【附子】
狂言。主人が太郎冠者(かじゃ)と次郎冠者に附子という毒の見張りを命じて外出する。二人はそれが実は砂糖だと知ってなめ尽くしてしまい、わざと主人の大事な物を壊して、附子をなめたが死ねなかったと言いわ...
へた【下手】
[名・形動]《「はた(端)」あるいは「へた(端)」の変化で、奥深くない意からか》 1 物事のやり方が巧みでなく、手際が悪いこと。また、そのさまや、その人。「泳ぎが—な人」「字をわざと—に書く」「...
ほう‐こく【奉告】
[名](スル)神仏や貴人につつしんで知らせること。「国家の大事を神に—する」
他(ほか)でもな・い
大事であるのはまさにこのことであって、別のことではない。「—・い、例の話だが」
ほし【星】
1 夜空に点々と小さく光っている天体。ふつう、天体のうち、太陽と地球と月を除いた恒星・惑星・彗星(すいせい)・星団あるいは星座をいう。狭義では恒星だけをさす場合もある。「満天の—」「—空」 2 ...
ほたる‐び【蛍火】
1 蛍の発する光。《季 夏》「—や疾風(はやて)のごとき母の脈/波郷」 2 小さく残っている炭火。「—大事そうに挟み上げて」〈一葉・われから〉
ほとけ‐だおし【仏倒し】
仏像が倒れるように、直立の姿勢のままで倒れること。「大事の傷(て)なればたまり得ず、—にかっぱと臥し」〈浄・聖徳太子〉