かん‐ごえ【寒声】
僧や邦楽を学ぶ人が、寒中に声を出してのどを鍛えること。また、その声。《季 冬》「—に嗄(か)らせし喉を大事かな/虚子」
かん‐どころ【勘所/甲所/肝所】
1 三味線などで、音調を整えるために指で弦を押さえるところ。つぼ。 2 はずすことのできない大事なところ。肝心なところ。急所。「—を心得た仕事ぶり」
がりょう‐てんせい【画竜点睛】
《中国、梁の張僧繇(ちょうそうよう)が、金陵の安楽寺の壁にかいた竜に睛(ひとみ)を入れたら、たちまち雲に乗って昇天したという「歴代名画記」七の故事から》最後の大事な仕上げ。また、ほんの少し手を加...
がん【眼】
[音]ガン(漢) ゲン(呉) [訓]まなこ め [学習漢字]5年 〈ガン〉 1 目。「眼窩(がんか)・眼球・眼睛(がんせい)/近眼・検眼・酔眼・双眼・着眼・点眼・肉眼・白眼・複眼・碧眼(へきが...
き【機】
[名] 1 物事の起こるきっかけ。また、物事をするのによいおり。機会。時機。「—を見る」「反撃の—を逸する」 2 物事の大事なところ。かなめ。「—を制する」 3 飛行機。「プロペラ—」 4 仏...
きき‐い・れる【聞(き)入れる】
[動ラ下一][文]ききい・る[ラ下二] 1 人の要求や願いなどを聞いて、承知する。「申し出を—・れる」「忠告を—・れる」 2 身を入れて聞く。耳を傾ける。「いかなる大事あれども、人の言ふ事—・れ...
きき‐もら・す【聞(き)漏らす】
[動サ五(四)] 1 聞いておくべきところを、うっかりして聞かないでしまう。聞き落とす。「大事なところを—・してしまう」 2 秘密などを聞いて他人に漏らす。「人の—・さむこともことわりと」〈源・夕霧〉
きく【鞠】
[人名用漢字] [音]キク(漢) [訓]まり 〈キク〉 1 まり。「蹴鞠(しゅうきく)」 2 身を丸くかがめる。「鞠躬如(きっきゅうじょ)」 3 大事に育てる。「鞠育」 4 (「鞫(きく)」と...
きけん‐せい【危険性】
注意しなければならない傾向。危険のおそれ。「大事故に発展する—がある」
きつう
[副]《形容詞「きつし」の連用形「きつく」のウ音便から》 1 たいへん。ひどく。「番頭どの—精が出ます」〈松翁道話・二〉 2 (あとに打消しの語を伴って)どうしても。絶対に。「間に合はせねば—か...