ぬけ‐ぬけ【抜け抜け】
[副] 1 恥ずべきことを平然と行うさま。ずうずうしいさま。「—としらをきる」 2 間が抜けているさま。愚かであるさま。「大将は—としなされ」〈盛衰記・一四〉 [名]大相撲で、一人の力士が1...
ぬっくり
[副] 1 あたたかそうなさま。ぬくぬく。「嫁の手織を—と着る」〈住吉みやげ〉 2 あつかましいさま。ぬけぬけと。「右大将の威をかって、御辺—とまらんとや」〈浄・嫗山姥〉 3 うまく事を行うさま...
のりゆみ‐の‐かえりあるじ【賭弓の還饗】
賭弓のあと、勝者の大将が配下の射手を招いて催した宴。賭弓の還立(かえりだち)。
はし‐ひめ【橋姫】
橋を守るという女神。特に山城の宇治の橋姫が有名。 源氏物語第45巻の巻名。薫大将、20歳から22歳。出家を志す薫が宇治の八の宮を訪ね、二人の姫君に心を動かされること、自分の出生の秘密を知るこ...
はじとみ‐ぐるま【半蔀車】
網代車(あじろぐるま)の一。物見窓を半蔀としてあるもの。摂政・関白・大臣・大将の乗用とし、時には上皇や高僧・上﨟(じょうろう)女房も使用した。
はた‐ぶぎょう【旗奉行】
1 中世・近世、一軍の旗をあずかる武家の職名。旗大将。幟奉行(のぼりぶぎょう)。 2 江戸幕府の職名。老中に属し、将軍の軍旗・馬標(うまじるし)などを管掌。御旗奉行。
はた‐もと【旗本】
1 戦場で大将のいる本陣。本営。 2 大将に直属し、本陣を守る役目の武士。幕下(ばっか)。麾下(きか)。旗下(きか)。 3 江戸時代、将軍家直参(じきさん)で、1万石未満、御目見(おめみえ)以上...
はっしょう‐じん【八将神】
陰陽道(おんようどう)で、方位の吉凶をつかさどるという八神。太歳(たいさい)・大将軍・大陰(だいおん)・歳刑(さいきょう)・歳破(さいは)・歳殺(さいせつ)・黄幡(おうばん)・豹尾(ひょうび)。...
ばく‐か【幕下】
1 張りめぐらした幕の中。陣営。 2 近衛大将の唐名。 3 将軍の異称。 4 将軍の配下の者。また、家来。手下。
ばく‐ふ【幕府】
《古く陣中にいる将軍が幕を張った中で軍務を処理したところから》 1 陣中で将軍がいる所。柳営。 2 近衛府の唐名。また、近衛大将の居館。 3 武家政権の政庁。また、その権力組織。源頼朝が建久元年...