だい‐じ【大慈】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)が衆生(しゅじょう)をいつくしみ苦しみを救う、その広大な慈悲。
だいじおん‐じ【大慈恩寺】
中国、唐の高宗が648年、長安に建立した寺。玄奘(げんじょう)を首座(しゅそ)とし、翻経院を設けて仏典の漢訳を行い、法相宗を広めた。会昌の法難で廃絶したが、大雁塔は現存。慈恩寺。→雁塔
だいじ‐じ【大慈寺】
熊本市にある曹洞宗の寺。山号は大梁山。弘安元年(1278)寒巌義尹(かんがんぎいん)の開山。戦国時代、一時衰退したが、加藤清正による寺領寄進を機に復興。江戸時代は、九州地方の曹洞宗僧録所。大慈寺...
だいじ‐だいひ【大慈大悲】
仏語。一切衆生の苦を取り除き、楽を与える広大無辺な慈悲。特に、観世音菩薩(ぼさつ)の広大な慈悲。また、観世音菩薩。