やまと‐だましい【大和魂】
1 日本民族固有の精神。勇敢で、潔いことが特徴とされる。天皇制における国粋主義思想、戦時中の軍国主義思想のもとで喧伝された。 2 日本人固有の知恵・才覚。漢才(からざえ)、すなわち学問(漢学)上...
やまとひめ‐の‐みこと【倭姫命】
垂仁天皇の皇女。天照大神(あまてらすおおみかみ)の社を、伊勢の五十鈴川(いすずがわ)のほとりに建てたと伝えられる。また、日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征の際、草薙剣(くさなぎのつるぎ)を授...
やまとひめのみことせいき【倭姫命世記】
神道五部書の一。1巻。神護景雲2年(768)禰宜(ねぎ)五月麻呂(さつきまろ)の撰と伝えるが、建治・弘安(1275〜1288)のころ、伊勢外宮の神官の渡会行忠(わたらいゆきただ)の撰になったもの...
やまのべ‐の‐みち【山辺の道】
奈良盆地の東縁を、奈良市から南へ桜井市初瀬(はせ)に至る古道。沿道には石上(いそのかみ)神宮・崇神天皇陵などがある。
ゆすはら‐はちまんぐう【柞原八幡宮】
大分市にある神社。祭神は仲哀天皇・応神天皇・神功皇后。豊後(ぶんご)国一の宮。いすはら八幡宮。
ゆづき‐の‐きみ【弓月君】
秦(はた)氏の祖といわれる伝説的人物。秦の始皇帝の子孫と称し、応神天皇の代に百済(くだら)から渡来したという。融通王。
ゆば‐どの【弓場殿/弓庭殿】
1 天皇が射技を見るために弓場に面して設けられた御殿。ゆみばどの。いばどの。 2 平安京内裏校書殿(きょうしょでん)の異称。また、その東庇(ひがしびさし)の北二間。
ゆば‐はじめ【弓場始め】
1 平安・鎌倉時代、天皇が弓場殿で、公卿以下殿上人(てんじょうびと)の賭弓(のりゆみ)を見る儀式。陰暦10月5日に行われた。射場始め。 2 武家で、年初または弓場の新造などのとき、初めて射技を試...
ようがくこうよう【幼学綱要】
修身書。7巻3冊。元田永孚(もとだながざね)編。明治15年(1882)宮内省より出版。明治天皇の勅命によって、児童に仁義忠孝の道を教えるために作られた。
ようろう【養老】
謡曲。脇能物。世阿弥作。雄略天皇の御代に勅使が美濃の養老の滝へ行くと、霊泉に奇瑞(きずい)が現れ、山神が舞をまって祝福する。