かげのこくはつ【影の告発】
土屋隆夫の長編推理小説。昭和38年(1963)刊。同年、第16回日本推理作家協会賞受賞。検事の千草泰輔を主人公とする推理小説シリーズのひとつ。
かげやま【景山】
姓氏の一。 [補説]「景山」姓の人物景山民夫(かげやまたみお)景山英子(かげやまひでこ)
かげろうにっき【蜻蛉日記】
右大将藤原道綱の母の日記。3巻。天延2年(974)以後の成立。夫の兼家(かねいえ)との不安定な結婚生活に苦悩しながら、子の道綱への愛や芸術の世界に目覚めていく心の遍歴を描く。かげろうのにき。
かこい【囲い】
1 周囲を取り巻くこと。「苗木にわらで—をする」 2 周囲を取り巻くもの。特に、塀や垣根など。「畑に—をする」 3 野菜などを出盛りの季節の後まで蓄えておくこと。また、その場所。「—がきく」 4...
かこち‐よ・す【託ち寄す】
[動サ下二]無理に関係づけて言う。こじつける。「いかにして朝(あした)のまをも—・せてあかぬ名残をしばし留めん」〈夫木・一九〉
かこ‐やく【水主役】
1 中世、領主が浦方から軍船や輸送船の水夫(かこ)として徴発した夫役(ぶやく)。 2 江戸時代、沿海の漁民・農民に課した税。多く、金銀納。
か‐さい【寡妻】
1 自分の妻を謙遜していう語。荊妻(けいさい)。愚妻。 2 夫と死に別れた妻。寡婦。
かささぎ‐の‐かがみ【鵲の鏡】
1 裏面にカササギの模様のある鏡。単に、鏡をもいう。「あまのはら光射し添ふ—と見ゆる秋の夜の月」〈夫木・一三〉 2 《鏡の意から》月の異称。
かさね【累】
承応・寛文(1652〜1673)ごろ、下総(しもうさ)の羽生(はにゅう)村にいたという醜女(しこめ)。夫与右衛門に殺され、その怨念は一族にたたったという。歌舞伎や浄瑠璃に脚色され、近世演劇に累...
かざごし‐やま【風越山】
長野県飯田市西部にある山。標高1535メートル。かざごしのみね。ふうえつざん。[歌枕]「吹き乱る—の桜花麓(ふもと)の雲に色やまがはん」〈夫木・二〇〉
長野県木曽郡上松町にある山。標高169...