かん‐か【鰥寡】
妻を失った男と、夫を失った女。
かんか‐こどく【鰥寡孤独】
妻を失った男、夫を失った女、親のない子、老いて子のない人。寄る辺ない身の上。
かんが・える【考える/勘える】
[動ア下一][文]かんが・ふ[ハ下二] 1 知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。 ㋐判断する。結論を導き出す。「こうするのが正しいと—・える」「解決の方法を—・える」「よく—・え...
かんき【甘輝】
浄瑠璃「国性爺合戦(こくせんやかっせん)」中の人物。国性爺和藤内(わとうない)の姉の錦祥女(きんしょうじょ)の夫。韃靼(だったん)国の将軍だったが、和藤内の明朝再興を助ける。
かん‐きょう【緩頰】
1 顔色をやわらげること。また、顔色をやわらげておだやかに話すこと。 2 《「緩頰を煩わす」の意から》自分のことを、それとなく他人に話してもらうこと。「坂井夫人の為に—の労を取ったのだ」〈鴎外・青年〉
かんぎ‐てん【歓喜天】
《(梵)nandikeśvaraの訳》頭は象、身体は人間の姿をした仏法守護神。もとインド神話の魔王で、のち仏教にとり入れられたもの。単身像と双身像とあり、双身像は、男神と女神とが抱擁する姿をとる...
かん‐しょ【関雎】
《「詩経」周南・関雎から。「関」は「関関」の略で、和らいだ鳴き声、「雎」は「雎鳩(しょきゅう)」の略で、雌雄の仲のよいという水鳥のミサゴ》夫婦仲がよくて礼儀正しいこと。
関雎(かんしょ)の楽(たの)しみ
夫婦が仲よく、礼儀正しく円満な家庭生活を営む楽しみ。
かんじょうてきしゅくめい【感情的宿命】
《原題、(フランス)Les destinées sentimentales》シャルドンヌによる小説。三部作で、1934年から1936年にかけて刊行。陶器製造業の一家の運命を描き、それまで得意とし...
かんじん‐のう【勧進能】
1 勧進2のために公儀の許可を得て興行する能。のちには、それを名目に営利興行した。 2 江戸時代、観世大夫が一代に一度だけ幕府の許可を得て催した特別な興行。一世一代勧進能。一代能。御免能。