かしまし・い【囂しい/姦しい/喧しい】
[形][文]かしま・し[シク]大いに耳障りである。やかましい。かしがましい。「女三人寄れば—・い」 [派生]かしましさ[名]
かん【奸/姦/姧】
よこしまで悪賢いこと。また、その人。「—を禁じ乱を遏(とど)むるの用多くして」〈中村訳・西国立志編〉
かん【姦】
[音]カン(漢) [訓]よこしま かしましい 1 不倫をする。女性をおかす。「姦淫・姦通・姦夫・姦婦/強姦・相姦・輪姦・和姦」 2 (「奸」と通用)正道にそむく。悪賢い。「姦計・姦臣・姦智/佞姦...
かん‐あく【奸悪/姦悪】
[名・形動]心がねじけていて悪いこと。また、そういう人や、そのさま。「—の少年身を容るるに地なきもの」〈田口・日本開化小史〉 [派生]かんあくさ[名]
かん‐いん【姦淫】
[名](スル) 1 道義に背いた肉体的交渉をもつこと。 2 法律で性交を意味し、男性が女性の膣内に陰茎を入れる行為をいう。「—罪」
かんいん‐ざい【姦淫罪】
姦淫をする、またはさせる罪の総称。女性に対する強制性交等罪・監護者性交等罪や淫行勧誘罪など。
かん‐かつ【奸黠/姦黠】
[名・形動]悪賢いこと。また、そのさま。狡猾(こうかつ)。「吾人は—の悪人の、今一層—なるを厭わず」〈蘇峰・近来流行の政治小説を評す〉
かん‐きょく【奸曲/姦曲】
[名・形動]心に悪だくみがあること。また、その人や、そのさま。「ある—なるむずかしき想像心にからまれ」〈藤村・春〉
かん‐けい【奸計/姦計】
悪いはかりごと。悪だくみ。「—をめぐらす」「敵の—に陥る」
かん‐きつ【奸譎/姦譎】
[名・形動]⇒かんけつ(奸譎)