つき‐かげ【月影】
1 月の形。月の姿。月。《季 秋》「—をくみこぼしけり手水鉢/立圃」 2 月の光。月のあかり。月光。「淡い—」 3 月光に照らされて映る人や物の姿。「ほのかなりし—の見劣りせずは、まほならむはや...
つき‐ひざ【突(き)膝】
腰を浮かせて両膝と爪先とで体を支える姿勢。「—で出迎える」
つくり‐やまぶし【作り山伏】
山伏の姿をよそおった、にせの山伏。「判官殿十二人の—となって、奥へおん下りのよし」〈謡・安宅〉
つちぐも【土蜘蛛/土蜘】
謡曲。五番目物。僧に化けた土蜘蛛が病中の源頼光を襲うが、刀で切りつけられ、姿を消す。頼光の家臣があとを追い、葛城山で退治する。 歌舞伎舞踊。長唄。河竹黙阿弥作詞、3世杵屋正次郎作曲。明治14...
つの‐だいし【角大師】
1 元三(がんざん)大師良源(りょうげん)のこと。また、夜叉(やしゃ)の形相をかたどったという、2本の角の生えたその画像。 2 1の姿を印刷した絵。魔除(まよ)けなどとして門口にはったり、また、...
つまたちのよくぼう【妻たちの欲望】
推理作家、夏樹静子によるノンフィクション作品。夢を追い、自らの欲望に忠実に生きはじめた9人の妻たちの姿を描く。平成11年(1999)刊行。
つや‐つや
[副] 1 あとに打消しの語を伴って、それを強める気持ちを表す。少しも。まったく。「かくて御身と相見んとは、—思い掛けざりき」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 完全に。すっかり。「—と世の失せ侍りぬるぞ...
つよ‐き【強気】
[名・形動] 1 気が強いこと。積極的な態度に出ること。また、そのさま。「—に出る」「—な(の)姿勢を崩さない」⇔弱気。 2 取引で、相場が先行き上がると予想すること。また、そのさま。「市況が—...
つよ‐ぞう【強蔵】
精力の強い男を人名になぞらえた語。「いかな—も乱れ姿になって」〈浮・一代男・六〉
つら‐がくし【面隠し】
1 初期の操り人形芝居で、上演中、人形遣いの姿が観客から見えないように舞台上部から垂れ下げた幕。 2 厩(うまや)で、隣り合った馬の顔が見えないように境に作った仕切り。