やす‐らか【安らか】

の解説

［形動］［文］［ナリ］

1. １ 穏やかで変わったことのないさま。平安なさま。「—な旅路を祈る」

1. ２ 何の心配も悩みもないさま。「—な眠りにつく」

1. ３ わかりやすいさま。平易なさま。

   1. 「文字の意味—にして」〈逍遥・小説神髄〉

1. ４ 気楽なさま。

   1. 「唐衣こき垂れたるほどなど、馴れ—なるを見るも」〈枕・一八四〉

1. ５ 穏当でわざとらしさがないさま。

   1. 「うちある調度も昔覚えて—なるこそ、心にくしと見ゆれ」〈徒然・一〇〉

1. ６ たやすいさま。簡単であるさま。

   1. 「（水車ヲ）こしらへさせられければ、—にゆひて参らせたりけるが」〈徒然・五一〉

[派生]やすらかさ［名］

類語

• のどか(のどか)
• 安穏(あんのん)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

goo辞書とは

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典（国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など）と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。