にん‐しょ【任所/任処】
官吏などが任務のために派遣されて在住する場所。任地。
にん‐よう【任用】
[名](スル)人をある職務につかせて用いること。「官吏に—する」
のう‐り【能吏】
能力のすぐれた役人。また、事務処理にすぐれている役人。有能な官吏。
はい‐む【廃務】
日食や先帝の国忌などのとき、朝廷が一切の政務を停止し、官吏全員が出仕しないこと。日数は1日を原則とした。
は‐てんこう【破天荒】
[名・形動]前人のなしえなかったことを初めてすること。また、そのさま。前代未聞。未曽有(みぞう)。「—の試み」「—な大事業」 [補説]「天荒」は未開の荒れ地の意。唐の時代、官吏登用試験の合格者が...
はゆま【駅馬/駅】
《「はやうま(早馬)」の音変化》古代、官吏などの公用の旅行のために、諸道の各駅に備えた馬。はいま。「さぶる児(こ)が斎(いつ)きし殿に鈴掛けぬ—下れり里もとどろに」〈万・四一一〇〉
はんにん‐かん【判任官】
明治2年(1869)以来の官吏の身分の一。天皇の委任を受けた各大臣・各地方長官など行政官庁の長によって任命された官。高等官(親任官・勅任官・奏任官)の下に位した。昭和21年(1946)廃止。
ひ‐かん【卑官】
階級の低い官。また、官吏が自分をへりくだっていう語。
ひ‐かん【被官/被管】
1 律令制で、上級官庁に直属する下級官庁のこと。また、その官吏。 2 中世、官吏の私的な使用人、武家の家臣・奉行人および寺社の奉公人など。被官衆。 3 「被官百姓」の略。 4 近世、町家の下男・...
ひ‐しょく【非職】
1 現職でないこと。また、その人。「—になってから、元気がすっかりなくなって」〈花袋・妻〉 2 官吏が、地位はそのままで職務だけを免ぜられたこと。休職。「夫が—の部長上りか何かで」〈啄木・鳥影〉