ていか‐かずら【定家葛】
キョウチクトウ科の蔓性(つるせい)の常緑樹。山野に自生。茎から気根を出して木や岩にはい上がる。葉は長楕円形で堅い。初夏、香りのある白い花が集まって咲く。花びらは5裂し、のち黄色に変わる。丁字葛(...
ていか‐かなづかい【定家仮名遣い】
鎌倉時代、藤原定家が平安後期の文献をもとに定めた同音の仮名の使い分け。定家の作と伝えられる「下官集(げかんしゅう)」の「嫌文字集」の条に「い」「ひ」「ゐ」、「え」「へ」「ゑ」、「お」「を」を区別...
ていか‐づくえ【定家机】
歌人・文人などが用いた小さい文机。
ていか‐に【定家煮】
鯛(たい)などの魚を塩と酒とで煮た料理。
ていかひゃくしゅ【定家百首】
塚本邦雄による評論。副題「良夜爛漫」。藤原定家の歌100首に、著者の散文詞と評釈をつけたもの。昭和48年(1973)刊。
ていか‐ぶんこ【定家文庫】
江戸時代、女性が携帯した一種の文箱。厚紙で作った長方形の箱の表面に布帛(ふはく)を張り、口に飾りひもをつけたもの。定家袋。
ていか‐よう【定家様】
「定家流」に同じ。
ていか‐りゅう【定家流】
和様書道の流派の一。藤原定家の書風を規範とし、筆圧の強弱を極端に表した線質が特徴。定家様(よう)。