ていげんてき‐めいれい【定言的命令】
《(ドイツ)Kategorischer Imperativ》カントの道徳哲学で、行為の目的や結果にかかわりなく、それ自体で善なるものとして普遍的に妥当する行為そのものを絶対的、無条件的に命令する...
てい・する【挺する】
[動サ変][文]てい・す[サ変]他に先んじて進む。また、みずから進んで差し出す。多く「身を挺する」などの形で用いる。「身を—・して実践する」「困難に一身を—・する」
テオーリア【(ギリシャ)theōria】
《眺めることの意》哲学で、永遠不変の真理や事物の本質を眺める理性的な認識活動。アリストテレスは、これを実践(プラクシス)や制作(ポイエーシス)から区別し、人間の最高の活動とした。観想。
とうせいしょせいかたぎ【当世書生気質】
坪内逍遥の小説。明治18〜19年(1885〜1886)刊。小町田粲爾(こまちださんじ)という書生と芸妓との恋愛を中心に、当時の書生風俗の諸相を写実的に描き、「小説神髄」の理論の実践化を図ったもの。
とくべつ‐かつどう【特別活動】
小・中・高等学校で、各教科・総合的学習などと並ぶ教育課程の一領域。集団活動を通して、個性の伸長、自主的・実践的態度を育てることを目的とする。児童会活動・生徒会活動・学校行事など。特活。
とく‐ろん【徳論】
倫理学の一部門。徳の本質・種類・実践方法などの考察を中心課題とするもの。
トランセンド‐ほう【トランセンド法】
紛争を解決するための手法の一つ。当事者間の妥協点を探るのではなく、対話を通じて双方の目標・心情を理解し共感したうえで、対立や矛盾を非暴力的・創造的に超越し、両者が協力しあえる良好な関係へと転換さ...
どうとくてき‐しょうめい【道徳的証明】
神の存在証明の一。神の存在を道徳的に要請するもの。カントは、道徳性と幸福との一致である最高善を実現するためには、神の存在が実践理性によって要請されなければならないとした。
なん‐がく【南学】
土佐で興り発達した日本の朱子学の一派。室町末期の南村梅軒を祖とし、谷時中・小倉三省・野中兼山・山崎闇斎らが著名。現実社会における実践を重視した。海南学派。
にちれん‐しゅう【日蓮宗】
仏教の一宗派。鎌倉時代に日蓮が開いた。法華経を所依(しょえ)とし、南無妙法蓮華経の題目を唱える実践を重んじ、折伏(しゃくぶく)・摂受(しょうじゅ)の二門を立て、現実における仏国土建設をめざす。の...