せん【宣】
勅旨をのべ伝えること。また、それを書き記した文書。宣旨(せんじ)。「内覧の—をかうぶりて」〈神皇正統記・一条〉
せん【宣】
[音]セン(呉)(漢) [訓]のべる のる のたまう [学習漢字]6年 1 広く意向を述べ伝える。「宣言・宣告・宣誓」 2 広く行き渡らせる。「宣教・宣伝・宣揚」 3 天子や神が意向を述べる。「...
せん‐きょう【宣教】
[名](スル)宗教上の教えを広めること。特に、キリスト教の伝道にいう。「全国を—して歩く」
せんきょう‐し【宣教使】
明治2年(1869)大教宣布運動を推進するために設けられた官庁。初め神祇官(じんぎかん)、のち神祇省に属し、同省廃止後、活動は教部省に引き継がれた。
せんきょう‐し【宣教師】
キリスト教を広めるため、外国、特に異教国に派遣される伝道者。ミッショナリー。
せん‐げ【宣下】
[名](スル)天皇が宣旨(せんじ)を下すこと。また、宣旨が下ること。
せん‐げん【宣言】
[名](スル)個人・団体・国家などが、意見・方針などを外部に表明すること。また、その内容。「国家の独立を—する」「人権—」「—書」
せんげんひとつ【宣言一つ】
有島武郎による評論。大正11年(1922)発表。プロレタリア文学の立役者たる第四階級者と、自らの立ち位置の違いに起因する、文学者としての苦悩を吐露したもの。当時の文壇に論争を巻き起こした。この論...
せん‐こく【宣告】
[名](スル) 1 告げ知らせること。「破産を—される」「審判がアウトを—する」 2 刑事事件の公判廷で、裁判長が判決を言い渡すこと。「無罪を—する」 [補説]書名別項。→宣告
せんこく【宣告】
加賀乙彦の長編小説。昭和50年(1975)から昭和53年(1978)にかけて「新潮」誌に連載。単行本は昭和54年(1979)刊行。東京拘置所の精神科医官として勤務した著者の経験をもとに書かれた作...