き‐ぞく【貴族】
1 身分や家柄の尊い人。また、社会的な特権を世襲している上流階級に属する人。明治憲法では華族といったが、第二次大戦後消滅。 2 特権を持つ者や優雅な生活をする者のたとえ。「労働—」「独身—」
きた【喜多】
能楽師の姓の一。シテ方の家柄。
「喜多流」の略。
き‐ちゅう【貴胄】
高い身分の家柄。華胄(かちゅう)。「この新将軍が—の族(やから)ながらも」〈藤村・夜明け前〉
きゅう‐か【旧家】
1 昔から続いてきた家。由緒ある家柄。「—の出」 2 以前に住んでいた家。
きゅうば‐の‐いえ【弓馬の家】
武士の家柄。武門。武家。「しかるに義経、—に生まれ来て」〈謡・安宅〉
きわ【際】
《「ぎわ」の形で、他の語と複合しても用いる》 1 あと少しで別のものになろうとするぎりぎりのところ。境目。また、物の端。「がけの—から見下ろす」「生え—」「波打ち—」 2 ある物にきわめて接近し...
けいず‐かい【系図買い】
1 いやしい金持ちが、その家柄をよく見せようとして、貧乏な貴族などの系図を買い取ること。また、その人。 2 相手の人柄よりも、家柄を重視して縁組などをすること。また、その人。 3 「窩主(けいず...
け‐なみ【毛並(み)】
1 動物の毛の生えそろっているぐあい。「—の美しい馬」 2 種類。質。また、俗に、血筋・家柄。「—がいい」
けんもん‐せいか【権門勢家】
権力や勢力のある家柄。けんもんせいけ。
げ‐しょう【下姓】
素姓の卑しいもの。生まれた身分・家柄の低いこと。「優婆塞(うばそく)を見るに、—の人にこそあるめれ」〈今昔・四・一五〉