おお‐おく【大奥】
1 江戸城内で、将軍の御台所(みだいどころ)(正妻)や側室が居住した所。将軍を除き、男子禁制。 2 貴人の奥方の居所。また、その奥方。
おお‐ごしょ【大御所】
1 すでに引退して表面に出ないが、その世界で大きな勢力をもっている人。また、その道の大家として大きな勢力をもつ人。「政界の—」 2 親王の隠居所。また、隠居した親王の尊称。 3 将軍の隠居所。ま...
おおごしょ‐じだい【大御所時代】
《徳川11代将軍家斉(いえなり)が職を退いたのちも大御所として実権を握っていたところから》寛政の改革から天保の改革に及ぶ時代。
おお‐なんど【大納戸】
納戸方の一。江戸時代、将軍・大名の納戸を管理して衣服・器物の出納をした役。御納戸。→小納戸
おおばん‐やく【大番役】
平安末から鎌倉時代、内裏・院の御所や京都市中の警固役(京都大番役)。御家人役の一つで、諸国の武士が交代で当たり、守護・惣領の指揮に従った。承久の乱以後、将軍御所を警備する鎌倉大番役も制度化された。
おおまと‐じょうらん【大的上覧】
江戸幕府の年中行事の一。各番衆(ばんしゅう)から射手を選び、将軍の御前で大的を射させたこと。大的御覧(おおまとごらん)。
おお‐みだいどころ【大御台所】
先代将軍の夫人の敬称。
おく【奥】
1 入り口・表から中のほうへ深く入った所。「洞窟の—」「引き出しの—を探す」 2 ㋐家屋の、入り口から内へ深く入った所。家族が起居する部屋。また、奥座敷。「主人は—にいます」「客を—へ通す」...
おく‐いし【奥医師】
江戸幕府の職名。将軍や奥向きの人々の診療にあたった医者。奥医。
おく‐ごしょう【奥小姓】
1 江戸幕府の職名。将軍の身近に仕え、大奥出入りのときに、その送迎をした小姓。 2 主君の身近に仕える小姓。