した‐ごや【下小屋】
建築工事中に、大工や石工などが建材の下ごしらえをするための仮設の建物。
しばい‐ごや【芝居小屋】
歌舞伎などを興行する建物。劇場。
しょう‐おく【小屋】
1 小さな家。こや。 2 自分の家をへりくだっていう語。
しょうがつ‐ごや【正月小屋】
小正月に少年たちが泊まり込み、その後に焼く仮小屋。東日本に多い風習。どんどん小屋。雪小屋。さいと小屋。
じょう‐ごや【定小屋】
1 演劇や見世物などの興行場として常設してある小屋。 2 ある俳優や芸人などが、きまって出演する劇場・演芸場。
すくい‐ごや【救い小屋】
江戸時代、飢饉(ききん)や災害のとき、被災者を救うために一時的に設けた小屋。
そま‐ごや【杣小屋】
杣人(そまびと)の小屋。きこり小屋。
ちゃや‐こや【茶屋小屋】
「茶屋4」に同じ。「—の女中衆ではなし、商人家のお飯焚がそれでは済みません」〈滑・浮世風呂・三〉
つき‐ごや【月小屋】
かつて月経の期間中、女性が家族から離れて別居生活をした小屋。出血は穢(けが)れとされ、同じ火で煮炊きしたものを食べると穢れが移るといって別火生活をさせた。他屋(たや)。
てらこ‐や【寺子屋/寺小屋】
江戸時代の庶民の教育施設。僧侶・武士・神官・医者などが師となり、読み・書き・そろばんを教えた。教科書は「庭訓(ていきん)往来」「童子教」など。明治以後、義務教育の普及によって消滅。寺。寺屋。 ...