かづの【鹿角】
秋田県北東部の市。リンゴ栽培や、酪農などが盛ん。尾去沢(おさりざわ)鉱山があった。八幡平(はちまんたい)・十和田湖への観光基地。人口3.4万(2010)。
かてき‐そんじゃ【貨狄尊者】
栃木県佐野市の竜江院にある、オランダの人文学者エラスムスの木像。慶長5年(1600)日本に漂着したオランダ船の船尾飾りであったのを、中国で船の創始者といわれる貨狄になぞらえて呼んだもの。
かて‐に
[連語]《補助動詞「かつ」(下二)の未然形+打消しの助動詞「ず」の連用形古形「に」。上代語》…に耐えられずに。…することができなくて。「赤駒が門出をしつつ出で—せしを見立てし家の児(こ)らはも」...
か‐と【蝌蚪/科斗】
1 おたまじゃくしの別名。《季 春》「森深く孤独の—の尾が沈む/斌雄」 2 《へらに漆をつけて竹簡に書いた文字の線が、初めが太く先細りとなり、1の形に似るところから》中国古代の字体の一。古体篆字...
かなざわ‐じょう【金沢城】
金沢市にあった城。もと一向一揆の拠点であったが、天正8年(1580)に織田信長の武将佐久間盛政が攻略して、ここに築城。同11年に前田利家が入城、明治4年(1871)まで前田氏歴代の居城。石川門・...
かなし・ぶ【悲しぶ/哀しぶ/愛しぶ】
[動バ四] 1 「悲しむ1」に同じ。「法顕(ほっけん)三蔵の、天竺(てんぢく)に渡りて、故郷の扇を見ては—・び」〈徒然・八四〉 2 「悲しむ2」に同じ。「霞をあはれび、露を—・ぶ心」〈古今・仮...
かな‐へび【金蛇/蛇舅母】
有鱗(ゆうりん)目カナヘビ科のトカゲ。草地などにみられ、体長約20センチで、尾がその3分の2を占める。体は暗灰褐色で、黒の帯状斑紋があり、腹は白または淡黄色。日本特産。かなちょろ。日本かなへび。
かなんふ【河南浦】
雅楽の舞曲。唐楽。黄鐘(おうしき)調で新楽の中曲。三人舞。尾張浜主作という。興福寺の常楽会(じょうらくえ)に舞われていたが廃絶、昭和後期に復興された。
かに【蟹】
1 十脚目短尾下目の甲殻類の総称。体は頭胸部にあたる甲と、一対のはさみ脚および四対の歩脚からなる。腹部は甲の腹側に折れ曲がって密着し、雌のほうが幅広い。海水・淡水・陸のいずれにも分布し、食用とす...
かにくい‐ざる【蟹食猿】
オナガザル科のサル。体長40〜65センチ、尾は体長と同じくらいある。ニホンザルと近縁。東南アジアに分布、マングローブ林などにすみ、カニ類・昆虫・果実などを食べる。ペットや実験動物として日本に輸入...