いしだ‐ばいがん【石田梅岩】
[1685〜1744]江戸中期の思想家。石門(せきもん)心学の始祖。丹波の人。本名、興長。小栗了雲に師事。実践的倫理思想をわかりやすく説き、町人層に歓迎された。著「都鄙(とひ)問答」「斉家論」など。
いわ【岩/巌/磐】
1 地殻を形づくっている堅い物質。 2 石の大きなもの。岩石。いわお。「一念—をも通す」 3 (「錘」「沈子」とも書く) ㋐漁網を沈めるためにつけるおもり。 ㋑船のいかり。「—下ろすかたこそなけ...
いわ‐お【巌】
高く大きな岩。
おおやま‐いわお【大山巌】
[1842〜1916]元帥・陸軍大将。鹿児島の生まれ。西郷隆盛の従弟。陸相・参謀総長を務め、日露戦争では満州軍総司令官。
がん【巌〔巖〕】
[人名用漢字] [音]ガン(呉)(漢) [訓]いわお いわ 1 ごつごつした大きな石。岩。「巌窟(がんくつ)・巌石/奇巌・巨巌」 2 岩穴。岩屋。「巌棲(がんせい)」 3 ごつごつしてけわしい。...
がん‐がん【巌巌】
[ト・タル][文][形動タリ]山や岩などが高く険しいさま。「此(この)大山(たいさん)—として物に動ぜぬ大器量の将軍をば」〈蘆花・不如帰〉
き‐がん【危岩/危巌】
険しくそびえ立つ岩。
き‐がん【奇岩/奇巌】
珍しい形をした大きな岩。「—怪石」
きょ‐がん【巨岩/巨巌】
非常に大きな岩。
こぼく‐かんがん【枯木寒巌】
枯れた木と冷たい岩。情味がないことの形容に用いられる。「元来主人は平常—の様な顔付はして居るものの」〈漱石・吾輩は猫である〉