かざおり‐えぼし【風折烏帽子】
立(たて)烏帽子の頂が風に吹き折られた形の烏帽子。狩衣(かりぎぬ)着用のときにかぶる。右折りは上皇、左折りは一般が用いた。平礼烏帽子(ひれえぼし)。かざおり。
かしい‐づくり【香椎造(り)】
香椎宮本殿にみられる神社建築様式。入母屋造りで内部が内陣・中陣・外陣に分かれ、外陣は左右に翼状に張り出す。
かしはら‐りゅう【樫原流】
槍術の一流派。江戸初期、紀州藩士の樫原五郎左衛門俊重が始めた。
か‐しゃ【花車】
1 (「火車」「香車」とも書く)遊女を監督・指揮する女。やり手ばばあ。「其次の御客は酒飲ませて…舞い玉うものと左(さ)る—めが申せしよし」〈露伴・辻浄瑠璃〉 2 遊女屋・揚屋・茶屋などの女主人。...
かしら【頭】
[名] 1 人間や動物の首から上の部分。あたま。こうべ。「尾—つき」「—、右」「—に霜を置く」 2 髪の毛。頭髪。「—を剃(そ)る」 3 物のいちばん上、または先の部分。先端。「八歳を—に三人...
かじ‐ばしら【舵柱/楫柱】
1 大きな和船で、舵を左右に回すときの軸となる長大な木材。 2 (「かじ」は櫓(ろ)や櫂(かい)のこと)櫓を仮に柱としたもの。「みるめ刈る海人(あま)の苫屋(とまや)の—」〈堀河百首〉
河清(かせい)を俟(ま)つ
《「春秋左伝」襄公八年から》黄河の水が澄むのを待つように、いつまで待っても実現する見込みのないこと。百年河清を俟つ。
かたおか【片岡】
姓氏の一。 [補説]「片岡」姓の人物片岡健吉(かたおかけんきち)片岡千恵蔵(かたおかちえぞう)片岡鉄兵(かたおかてっぺい)片岡仁左衛門(かたおかにざえもん)
かた‐かま【片鎌】
1 鎌槍の、左右に突き出た枝の一方の刃。 2 「片鎌槍(かたかまやり)」の略。
かた‐ぎし【片岸】
《古くは「かたきし」とも》 1 片方の岸。 2 一方が険しいがけになっている所。「山の奥の谷の—に、高き木のあるに」〈宇治拾遺・六〉 3 かたわらにある場所。ほとり。「左近の馬場(むまば)を—に...