みち‐みち【道道】
[名] 1 複数の道。あの道この道。「—に非常線が張られる」 2 学問・技芸などの、それぞれの分野。「—の専門家を集める」 [副]道を行きながら。道すがら。「帰る—考えた」 [補説]書名別項...
みちゆき‐ぶり【道行き触り/道行き振り】
1 「道行き7」に同じ。 2 旅の日記。紀行。旅行記。 3 途上で行き合うこと。道中ですれちがうこと。「春来れば雁(かり)帰るなり白雲の—にことやつてまし」〈古今・春上〉
みつ‐の‐みち【三つの道/三つの途/三つの径】
1 天・地・人の総称。三才(さんさい)。→天地人「—顕分(わか)れてよりこのかた」〈允恭紀〉 2 「三途(さんず)」を訓読みにした語。「天に生まるる人のあやしき—に帰るらむ一時に思ひなずらへて」...
みやげ【土産】
1 外出先や旅先で求め、家などに持ち帰る品物。 2 他人の家を訪問するときに持っていく贈り物。手みやげ。「—に酒を持参する」 3 迷惑なもらい物を冗談めかしていう語。「伝染病という、とんだ—をも...
むか‐はぎ【向か脛】
「むこうずね」に同じ。「かの川の—過ぎて深からば渡らでただに帰るばかりぞ」〈拾遺・物名〉
むこ‐にげ【婿逃げ】
初婿入りの宴の途中で、婿が黙って逃げ帰る風習。婿の食い逃げ。婿の尻逃げ。
むごん‐の‐きたく【無言の帰宅】
遺体になって自分の家に帰ること。
む‐て【無手】
[名・形動]《「むで」とも》 1 手に何も持っていないこと。また、そのさま。からて。素手。「暴漢と—で立ち合う」 2 方策、技術などを持たずに、物事に当たること。また、そのさま。「交渉に—で臨む...
胸(むね)を張(は)・る
胸をそらせて、自信のある様子をする。得意になる。「—・って故郷へ帰る」
むべ【郁子/野木瓜】
アケビ科の蔓性(つるせい)の常緑低木。山地に生え、葉は手のひら状の複葉。5月ごろ、雄花と雌花とをつける。実は熟しても裂けず、生食される。ときわあけび。うむべ。うべ。《季 秋 花=春》「—の門くぐ...